世にも奇妙な物語20周年スペシャル・秋 ~人気作家競演編~ [DVD]
江口さんと大野さんの作品しか見ていないのですが、はじめの一歩が面白かったです。大野さんと神様の掛け合いが絶妙。神様、ぜひシリーズ化して欲しいです。すごいほっこりした話で幸せな気持ちになりました。大野さんのプロポーズ良かったです。他のお話は見ていないので、届いたら見てみたいです。
鴨川ホルモー [DVD]
ストーリーは、京大に入学後気だるく過ごす安倍が普通と言われて参加したサークルは、オニを操り格闘させる"ホルモー"を行う普通じゃないものだった、というもの。
万城目学の小説が原作のコメディで、監督は「犬と私の10の約束」の本木克英です。
とにかく笑える!
主人公・安倍の台詞や表情や、髪型が大木凡人な同級生・楠木、"ホルモー"でオニを操る仕草など、笑いどころが満載です。
特に栗山千明が演じる楠木の存在感が良いね。演技もうまいし。
凡ちゃんカットをなびかせた理系の女子役でして、居そうだなぁ、と感じることしきり。
原作を知らず予備知識0で見ました。それもまた良し。安倍や楠木と同じように「何?」「どうなってるの?」と感じながら観られたので。
五月病な大学生の愚痴から始まりますが、テンションがどんどん上がる映画ですよ。
DVD特典では、ホルモー紹介があれば楽しそうだなぁ。
かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)
タイトルを見た時、「マドレーヌ夫人」とは、かのこちゃんのお母さんか、それとも身近な大切な人なのかなと思いました。
でも、実は「猫」なんです。
それも「玄三郎」と言う名前の「犬」を夫として持つ「猫」なのです。
この設定を知っただけでも、何かファンタスティックな物語を想定してしまいます。
でも、内容は至って日常的な生活の中でも、子どもの純真さと、動物との温かな心の交流を描いた童話のようなほのぼのとしたお話です。
小学一年生のかのこちゃんの学校生活における戸惑いや、親しくなると一生懸命にすずちゃんに接近しようとする様子など、この頃の子どもたちの思いや行動が実によく書けています。
そのエピソードには、思わず笑ってしまう場面も多いのですが、確かにそんなんだっただろうなと思え、思わず遠い昔を懐かしんでしまいます。
この本は、同じ日常生活を「かのこちゃん」の目で見た章と、「マドレーヌ夫人」の目で見た章が巧みに組み合わされています。
特に、「マドレーヌ夫人」の章では、その「猫」の生活の描写には、「猫」好きの私を十分に納得させてくれるもので、堪らない気持ちにさせてくれました。
つくづく作者の観察眼の鋭さに感心させられました。
鴨川ホルモー (角川文庫)
何ともあほっぽい大学生らしさがにじみ出てます。
まず、題がずるい。
アマゾンでおすすめされて、ふーんと思っていたのに
ホルモーって響きが頭の中に住み着いてしまったので、思わず読んじゃったじゃないですか。
陰陽道なんかは出てくるけど
全体的にのんびりした話なので
「妖怪アパートの幽雅な日常」が好きな人には特にお勧め。
軽ーいし読みやすいですよ。
鹿男あをによし DVD-BOX ディレクターズカット完全版
ドラマも見ていたし、録画もしていましたが、映像特典などを楽しみにして購入しました。
DVD−BOXは正直、期待以上のものでした。ブック型におさめられているDVDはドラマで重要な役割を果たすものがデザインされていて、しかも6枚目のDVDを取り出すとそこには・・・・思わずくすっとしてしまうような仕掛け。コメンタリーもすごく楽しくて、このドラマにかかわった全ての人が、このドラマを愛して楽しんでいたのだなと感じられます。
個人的には、いろいろ考えることがありました。たとえば玉木さん演じる「小川先生」と綾瀬さん演じる「藤原くん」の不運つづきの人生に対する感受性の対比の面白さ。それがどっちもありなんだなって感じられるところ。これからも見るたびいろいろいろな感想が浮かびそうです。手にして良かったと心から思うことができるDVDでした。