妖怪HUNTER (BUNCH COMICS)
@バンチの新創刊の目玉の一つとして諸星大二郎氏の短編を井上淳哉氏がリメイク・中篇化した作品です。
画力・演出力は文句なしの井上氏ですが、逆に氏の妖怪ハンターを読むことで諸星氏の原作の恐さがあの不安定なペンタッチと、漫画より挿絵に近い朴訥としたキャラクターデザインに有った事が改めて解かりました。
比較される事を百も承知でチャレンジした井上氏の本作も、単独で読めば充分面白く、原作には無い挿話では駅の階段でカメラを弄っていた稗田先生が痴漢と間違えられる所などは少しニヤリとさせて頂きました。
鬼踊りをストロボアクションと見開きで詳細な背景と共に描いたクライマックスシーンは素晴らしいです。
手塚作品などと比べて、諸星作品はストーリーも重要ながらより絵が重みを持っているので、リメイクをするには敷居が高いでしょうし、実際出来た作品を見て我々も色々文句を言うでしょうが、それでも若い作家さんが諸星氏をリスペクトして困難なリメイクに挑む様子は個人的には嬉しい事だと思います。
BTOOOM! 1 (BUNCH COMICS)
簡単にいうと「ボンバーマン」+「サバイバル」。
無人島を舞台にした爆弾を用いたプレーヤー同士の殺し合いである。
主人公は引き篭もり人間だが、ネットのゲームでは世界ランクに名を連ねるほどの人間。それが現実の殺し合いゲームに強制参加させられてしまう。
島の中には自分と同じように強制参加させられたプレーヤーが無数。
彼等を殺すことで自らの生還への道が開けるのか・・・・・?
襲い掛かるプレーヤー、そして毒トカゲ。
ゲーム世界では世界ランクの主人公が果たして現実でも勝者たりえるだろうか。
BTOOOM! 5 (BUNCH COMICS)
前半はヒミコの過去について描かれています。 なぜ、誰に指名されてここに来たのかが分かります。 ちなみにヒミコの過去話は以前サイトで挙げられていたものと変わりません。 さらに、他のキャラが何人か出てきます。 まだ坂本達と会っていないキャラもいますが、それぞれが良い味を出しています。今後の展開が楽しみで仕方ありません! 余談ですが、今回出てくるキャラの1人にAKBの板野友美(文あってるかな…)という人に似ている子がいます。