愛のコリーダ 完全ノーカット版 [DVD]
これでもかというぐらいの性描写に注目がいくこの作品ですが…
わたしはこの作品の肝は、街を歩く吉蔵が兵隊の隊列とすれ違うシーンだと思います。
社会全体が生命を粗末に扱う中でそれに背を向け愛する女の所に向かう男。
社会から隔絶し刹那に追い込まれるがゆえに高まる官能。
それと引き換えに吉蔵は定に喰われることは覚悟していたのでしょう…。
カラオケJOYSOUND Wii 特典 カラオケの素 伸びとツヤとハリの歌声が!「プロボイス 不思議なタブレット」付き
通常、テレビを見ている音量で、カラオケをするとマイクの音をあまり拾わないみたいです。
可能なら、音量を上げて楽しんだ方がいいでしょう。
歌っている最中に選曲しようとすると画面が小さくなってしまうのが少し難。
おもいっきり歌いたいたいため、通常Wiiリモコンの2を押して大画面で楽しんでいます。
家庭用にしては得点機能が正確で、他の家庭用カラオケララ出まくる90点以上どころか、85点以上が出にくいようです。
BOXなどで歌うときの練習はしやすいと思います。
通信なので曲数が多いのがいいですね。
この点は◎。
CMでは回線は、フレッツ光がオススメのような感じを受けますが、光回線であれば他社の回線でもサクサク動いています。
J.S. バッハ & レーガー: 無伴奏ヴァイオリン作品集 (Bach & Reger : Works for violin solo / Sayaka Shoji violin) (2CD) [日本語解説付輸入盤] [Import CD from France]
CDを購入して以来、ほぼ毎日聴いているが、1か月たっても飽きない。
実をいうとバッハの無伴奏に初めて出会ったのは、もう35年も前になる。私は下宿で毎日シェリングの演奏を聴いていた。そして忘れもしない、当のシェリングが来日し、この曲を演奏したのである。鈴鹿ホールに行って、聴いて、それ以来、私にとってバッハの無伴奏はシェリングだけとなったのである。
他の演奏家もいろいろ聴いてみたが、どうも物足らない。要するに、シェリングの演奏の二番煎じに聞こえてしまうのである。
だが、この演奏は、それらとは全く違っていた。最初、ソナタを聴いた時、何か違う曲を弾いているのではないかと思った。そして、楽譜を引っ張り出して、音符を追って確かにソナタであることを確認したのである。それにしても何と清々しい音の響きとリズムだろう。これほど大胆にリズムを動かしながら何の破綻も奇抜さも感じさせない。最初から、そのような曲であるかのように弾いている。
大体において、バッハのソナタ1番は暗く単調な音楽で面白みに欠ける構成である。1楽章の間延びしたリズム、2楽章のバイオリンのメカニズムを無視した重音の連続、3楽章のシシリアーノとは思えない息苦しさ。これは多分チェンバロで弾くべき曲なのだろう。
しかし、楽譜を追って、なるほどこういう解釈で弾けば、この曲の重苦しい軛から解放され、清々しい楽曲になるのだと納得がいった。
さて、レーガーである。他の方も言っておられるように、どうしてこのような曲の構成にしたのか全く不可解としか言いようがない。バランスとしては、レーガーの曲をもっと増やし、バッハはソナタだけにした方がまとまりがよかったと考える。もちろん、バッハのパルティータのできが悪いと言っているのではない。むしろ逆で、パルティータの素晴らしさは特筆に値する。だが、まずレーガーとバッハのソナタをもっと聴きたいのである。これまであまり評価されてこなかった、これら素晴らしい曲の魅力を、彼女の手によって余すところなく知りたいと熱望する。これは、おそらく彼女のファンの身勝手な要求だろう。おそらく、パルティータが入っていなければいないで、この書評でパルティータを入れろと私は書いていただろう。それほど、バッハのパルティータは妖しい魅力を秘めた曲なのである。
さて、他の方がこのCDの録音について大変評価していたが、それは私も賛成である。
しかし、音響が素晴らしく聴こえるのは録音のせいばかりではない。彼女はバイオリンの音が美しく響くように細心の注意を払って演奏を組み立てているのである。特にパルティータでは、彼女はほとんどビブラートをかけていない。要所でかすかに効果音としてビブラートをかけている他はすべてノンビブラートである。これは楽器を弾く者から言わせてもらうと驚異の演奏である。バイオリンやフルート、オーボエなどは、まず美しいビブラートを身につけなければ人前で演奏することはできない。音に華やかさを加え、曲想に変化をつけるのもビブラートの重要な役割である。同時に不確かな音程や不安定な音色をうまく隠してくれるのもビブラートである。しかし、ビブラートは音程を微妙にずらすものなので、純粋な音と比べるとどうしても音の伸びが悪く、特に数人で重奏するとビブラートの波長が重なって音を濁らせてしまう。そこで、最近は室内楽を中心にノンビブラートで演奏する例が増えてきた。音程とリズムが完璧に合いさえすれば、ノンビブラートの合奏は信じられないほど美しい響きを出すことができる。しかし、ソロ演奏においてこれを試みるというのは考えられないことで、ほとんど暴挙といっても差し支えない。公式のパーティーに女性が敢えてノーメークで出席するようなものである。
彼女のビブラートの美しさは、先に出したベートーヴェンのソナタでも証明済みである。その美しいビブラートを封印してまで、彼女は何を表現したかったのだろう。バッハの音楽の厳密な構成を純粋な音で再現することにより、全く濁りのないバッハの世界を表現したかったのかもしれない。結果として、非常にクリヤーで美しいバッハの音楽となり、先にあげたように美しい録音だとの評価を得た訳である。
注意して聴いてみれば分かることだが、彼女の音程は完璧である。長く伸ばした単音がどこまでも滑らかに、ごく自然に響いてホールの残響の中に吸い込まれていく。重音の響きが耳に優しく、特にパルティータ2番SARABANDAでは、ともすればくどくなりがちな重音をさらりと弾いて曲のもつアンニュイな雰囲気をよく保っている。ソナタ1番のFUGAでは連続する重音をそれぞれ曲想に合わせて全く異なった弾き方にすることで、まるで別の曲を弾いているような驚くべき効果をあげている。
CIACCONAについては、奏法について述べることもないだろう。この曲が、こんなにも悲しみに満ちた静かな曲想をたたえたものであったことを、私は彼女の演奏で初めて知ることができたのである。
彼女のバッハは、限りなく透明で無味無臭の水のようだが、名水のように不思議な魅力に満ちている。だから毎日聴いても飽きないし、聴くたびにますます惹きつけられるのだと思う。
愛のコリーダ 完全ノーカット版 [DVD]
初めて見た時は、余りの衝撃に見るのをためらいましたが、改めて見ると、どちらかと言うと芸術的だと感じました。この映画は日本よりは海外での評価が高い作品だと言われています。是非とも、再販を望みます。
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(初回限定盤)(DVD付)
イザイのソナタのCDを出す、ってだけでもすごい。普通あまりこの手の曲はあまり商業的には成功しないのによくやったと思う。
たいていの場合コンクールの材料として、主に技巧的な側面からつまみ食いされる形で弾かれる事の多いイザイだが、
このディスクはあくまで音楽的作品としてのイザイのソナタに真っ向から取り組んでいる。
技巧的には全く問題なしなのは言うまでもなく、表現的にもいろいろ工夫を凝らしているあたりに好感が持てる。
この事により、イザイのソナタが単なるヴァイオリンの難曲といういわば見世物的な扱いではなく、ヴァイオリン音楽の一つの到達点である認識を新たにできる、聴いていて「面白い」曲に仕立て上げている事に成功している。
これはなかなか出来ることではない。
強いて言うと、音色がすこし硬いのと表現的にちょっと派手なところが感じられたので★4つ。でもこれはどちらかというと好みの問題だ。
万人に進められるイザイ。