影牢 ~刻命館 真章~ PlayStation the Best
トラップを配置し、侵入者を次々とハメて殺していくゲームです。
自分の罠だけでなく、館のトラップも駆使して、矢継ぎ早にコンボを決められるよう、考える。コンボを決めるとポイントがより多く入り、更に新しく強力な罠も手に入る。でも主人公は罠以外は非力な女の子なので、捕まるとやられてしまう(それもまた、伸るか反るかのスリルを与えてくれます)
まさに非道徳ですが、この一連の作業がこの上なく楽しいのです。
前作「刻命館」からうってかわり、客観的な視点のゲームになりました。また舞台も館だけでなく、場合によっては変わっていきます(プレイヤーの行動により、物語は複数に分岐します)
主人公の女の子の罪深い感じがシステムに相まって、雰囲気を味わえました。
続編も出ているのですが、ストーリーと”罠にはめた実感”から言って、この作品が最高峰だと私は断言します。
刻命館 オリジナルサウンドトラックス
ゲーム本編を知らずに、このサントラを買おうと思う人はいないと思うが、
収録されている曲のほとんどはゲームで使用されているままのものだ。
つまり、暗く、ドラマチックで、重い、という(笑)。
だが、意外かもしれないがジャズアレンジバージョンがとても良い。
機会があったらぜひ聞いてみて欲しい。個人的には必聴!だと思っている。
刻命館
プレイヤーが館の主になって館に侵入してきた悪い奴やいい人間を次々と罠にかけていくという奇妙なゲーム。他にありそうでないタイプのゲームなので新鮮。しかもハマる! 侵入者が罠にかかった時が一番おもろいが、自分が侵入者に追いかけられてる時も意外とおもろかったりするぞ。とにかくハラハラドキドキが楽しめる数少ないソフトだ。
読み込み時間が少し長いが、ロード時に"今どこまで読み込んでるのか"といったメーターが表示されるので長く感じない。
本当は☆5つでもいいのだがなぜ☆4つかと言うと、それはゲーム本編に問題がある訳ではなく、メモリーカードに問題があるのだ。このゲーム、なんとメモリーカードを9ブロックも使ってしまう。しかも、1つのセーブデータだけで9ブロックも使う訳だから、データを2つ作りたい場合はメモリーカードを2つも用意しとかなきゃならない。それだけがおしい。
影牢~刻命館真章~
もともとが「人を罠にはめて殺す」のが目的のゲームなので、現実と区別できる大人(?)向けなのだが、自分は大のお気に入りであった。
そこでこのCDも購入した。非常に楽しめる。ゲーム中の場面がよみがえり、プレイ中の緊張感も味わうことができる。いまだに車の中で時々聞く(笑)。
意外に楽しめたのが、ジャケットに付いている各曲の解説。わずか数行の短いコメントではあるが、作曲者の苦労や事情が窺えておもしろかった。
それにしてもよくこれだけたくさんダークな音楽を作ったものだ、と感心してしまう。続編もあるが、この作品が一押し。最初に収録されたテーマソングを歌う水野さんが音痴に聞こえるのはご愛敬。