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解剖医ハンター 1 (リュウコミックス)
18世紀イギリス、産業革命前夜が舞台というところがニクイ。
当時の衣装、風俗等、かなり調べて書き込まれてるのではないだろうか。相当リアリティがある。
それになにより「ドクタードリトル」「ジキル博士とハイド氏」のモデルとなった異端の医師の、骨太なストーリーにグイグイ惹きつけられる。
帯コピーの「18世紀イギリスにブラックジャックが実在した!!」じゃないが、ブラックジャックとはまた一味違った魅力を持つ医学マンガの登場である。
同時代のキャプテン・クックやエドワード・ジェンナーが主人公と絡むあたり、歴史好きにもおススメ。
久しぶりに王道ストーリーマンガを読んだカンジ。続きが楽しみだ。
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ジキル博士とハイド氏 [DVD]
ホラーはトーキー初期の創設期が一番興味深いので、うれしいDVD。
主演のフレデリック・マーチは「我らの生涯の最良の年」という大昔の名画で私の好きな男優。監督のルーベン・マムーリアンは「今晩は愛して頂戴ナ」テナ変な邦題の映画があるが、純朴な人間を見事に描いて、この時代の暖かさを感じさせる名監督。
ジキ・ハイはこののち「変貌」に主眼を置くモンスターものに成り下がるが、このDVDが示すように、実際は、多くの男性が深層心理に持つ、女性に対する非人間的な残酷性がテーマ。
古今東西、SMものが売れるということは、日常は理性に隠されてはいるが、「男性の本性は女性に対するサディズム」ということを示している。
あなたもジキルであり、ハイドなのです。
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ジキル博士とハイド氏 (まんがで読破)
普通に生きててもネタバレしてしまうほどの有名作品
予備知識無しに読めた人はうらやましい
自分は漫画「名探偵コナン」から10代前半にはすでに
ジーキルとハイドの関係性を知ってしまっていました
ですから、この本は
「有名なあの話は、具体的にどういった話なのか」
という好奇心から読み始めました
結果としては、意外とあっさりしていたという感想になりました
今の時代、同じようなテーマを持った作品はありふれているので
ネタバレしていることも相まって、あまりドキドキもしなかったです
この作品の内容を知らない状態で
同じようなテーマを持った作品も読まずに
出会えていたらな、と思います
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ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)
昭和42年の訳なので、
こんなものなのかもしれませんが、
訳が不自然です。
しかし、内容が優れているために、
読んでいるうちに、下手な訳は気にならなくなります。
有名な話でストーリーもほぼ知っているにもかかわらず、
のめりこむように読んでしまいました。
それにしても、みんなよく知っている話だとはいうものの、
表紙裏の紹介文に、ストーリーの核心部分を、書くなっちゅうの。
まったくはじめて読む人もいるだろうに!!
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Dr Jekyll and Mr Hyde (Oxford Bookworms)
字も大きく読みやすいし、挿絵もたまにあります。
難しい単語は、少しありました。
が、最後まで面白く読めました。
私は、挿絵が怖くて気に入っています。