どんポイ☆Don’t Poi
あずさ2号のイメージが強い狩人が、自ら作詞・作曲したという
ポイ捨て禁止を訴えた一曲です。
彼らの昔と変わらない美しいハーモニーを楽しめる事はもちろん、
歌詞も面白いですし、
こっそりあずさ2号のパロディーも混じっていたりして、
聴けば聴くほど楽しさが増してくる良い曲です。
ベスト・セレクション
「8時ちょうどのあずさ2号」のイメージが強い狩人のお二人ですが、このCDを聞いたならば、ひょっとするとそのイメージが大きく変わるかもしれません。
その内容は、往年の名曲(ニュー・ヴァージョンを含む)と新曲ということになりますが、私が特にお勧めしたいのが、「あずさ2号(ニュー・ヴァージョン)」と「夢よひらけ」です。
前者は言うまでもなく、狩人の代名詞とでもいうべき名曲をリメイクしたものですが、狩人のデビュー曲となった、若さの見え隠れする別れの歌という感じのするオリジナルのものに比べ、いろいろと年輪を重ねてきた二人の味がいい意味でにじみ出て落ち着きのある、大人の別れの歌とでも言うべき歌です。これもまた名曲と申せましょう。
もう一方の「夢よひらけ」。この??の作詞者・加藤文子氏は狩人のお二人の御母堂。作曲者の加藤久仁彦氏は、言うまでもなく、狩人のお兄さんです。
曲の内容は、狩人のお二人が、故郷の愛知県から上京し、歌手・「狩人」として、成功するまでを文子氏の視点から歌ったものですが、歌手を目指す二人の愛息のことを「夢よひらけ」と見守り続ける、母の思いに、胸を打たれるものがあります。
今、このCDは、生産中止となっているようですが、もし機会があれば、一度お聞きになることをお勧めします。
聞けば、狩人に対するイメージが「8時ちょうどのあずさ2号」プラスアルファになるはずです。
全曲集~磐越西線~
先日、狩人のファイナルコンサート(ゆうぽうと:五反田)に行ってた。
実は、このアルバムのジャケット写真、狩人ファンならどなたもご存知「ファーストアルバム」のジャケット写真を使用している至極の一枚である。
1978年当事に出たファーストアルバムとは、曲目はまったく違うのだが、このCDは77年デビュー曲「あずさ2号」から、79年8月にリリースされた「女にかえる秋」までが、ご丁寧にも「リリース順」に入っている。
まさに狩人の黄金期から衰退期の入り口までが味わえる1枚なのである。
2曲目の「コスモス街道」はTBS「ザ・ベストテン」では第2位まで行った大ヒット曲であるが(ちなみにその時の1位は百恵ちゃんの「秋桜」である)、3曲目に出した「青春物語」は、ズッコケた。「ザ・ベストテン」には3週間だけランクイン。。先日のファイナルコンサートでも狩人の二人が「戸倉俊一先生が大冒険した曲で。。。」と苦笑いする迷曲で、我々ファンにしてみると「血迷ったか!?」と当時思ったものである。軍服のようなコスチュームで登場し、「軍歌チック」な曲調を、当事10代の狩人に歌わせるという「暴挙」にも似た「冒険」により、狩人ファンの多くはそのままどこかに冒険に行ってしまい帰ってこなかった。。
そして30年。年末解散。
秋の夜長。そして狩人解散間近の今、この一枚で狩人の黄金期に浸るのも一興である。
ちなみに5曲目「国道ささめ雪」は不二家エクレールのCMソング、ラストの「女にかえる秋」はPOLA化粧品キャンペーンソングである。
どうせなら、全10曲にして名曲「白馬山麓」や、伊集院静が、伊達歩時代に書き下ろした、狂気の「ブラックサンシャイン」まで入れてほしかった!!この曲は私の周りでも好きな人が実に多い。なので、星4つにしました。