神話
グループの体裁をとったMSGが初めて発表したスタジオ録音作品。ライブ「飛翔伝説」やグラハム・ボネットを起用した「黙示録」に比べると音が格段に悪いが、楽曲のすばらしさがそれを補って余りある。
何度聞いても印象的なのが、「アタック・オブ・ザ・マッド・アックスマン」。ドラムに起用したコージー・パウエルとマイケルの絡みが実にいい。ライブの定番「オン・アンド・オン」、「ネバー・トラスト・アストレンジャー」で聴かせるポール・レイモンドのキーボード演奏も白眉だ。
難を言えば、「飛翔伝説」で見せたグルーブ感がアルバムでは今ひとつ感じられないこと。ものの本によると、プロデュースを担当したロン・ネヴィソンが延々とリハーサルを繰り返したことにメンバーはうんざりし、ネヴィソンと口論が絶えなかったとか。この面子なら一発取りで十分すばらしい作品ができただろうに…。
このアルバムと「飛翔伝説」はMSGの金字塔だと思う。コージー亡き今、なおさらその感が強い。投資評価は「STRONG BUY」です。
コージー・パウエル―限りなき挑戦 (ロック・ブック)
彼の生き様の凄まじさ、ドラムへの妥協を許さない厳しさ、男らしさ、優しさが文面から感じられます。
コージーの信念。「パフォーマンスは戦いだ。観客とアーティストとの戦い。戦いの中で常に緊迫した精神状態でいられることの充実感。スリリングな緊迫感を求めて、リハーサルよりも一発勝負に賭ける。」
できれば、もう少し突っ込んだ内容であればよかったのに。。。
神話
1981年リリースのセカンドアルバム、とは言え前作は強力なセッションメンバーだったので、今作が実質のMSGファーストと言って良いでしょう・・・「神」→「神話」と言う邦題は、そのセンスが凄いね(笑)。メンバーは、ゲイリーバーデン(Vo)・コージーパウエル(Dr)・ポールレイモンド(G/Key)・クリスグレン(B)・・・歴代MSGの中でも、最高のラインナップですね!!クレジットを見ると、バックボーカルにステファンスティルスの名が・・・本当なの?個人的に「神」(笑)を聴きまくりなので、正直このアルバムの印象は薄かったんですね・・・久々聴いたけど、紆余曲折のアルバムながら、ここでのマイケルは最高にカッコいいです!!コージーは、プロデューサー:ロンネヴィソンに不満だったみたいですね。このフォーマットで重要なのは、なんと言っても10〜15のライブ音源・・・1980年9月30日マンチェスター:アポロでの模様を収録。UFOの楽曲を叩くコージーパウエルは、貴重ですよ・・・「ナチュラルシング」「ライツアウト」は、個人的に大好きだし。旧CDを持っていても、買っちゃいました。閑話休題。明日で、あの日から2ヶ月が経ちます。いまだ行方不明の方々がいます・・・家族の元に、少しでも早く戻って欲しい。被災地への援助等、速やかにお願いしたいものです・・・いまだ震災中なんですよ。
ゲイリー・ムーア・メモリアル・コレクション
GARY MOOREのレーベルを越えたベストアルバム。
比較的初期にスポットライトを当てていると言う印象で、なぜあの曲が?と言うのが多い。
しかしながら、個人的にはTHIN LIZZYやコロシアム'U、COZY POWLLの曲が入っているのに狂喜!!
GARYがもっともロックギタ−を弾いていたんじゃないかなと言う時期の、作品群ばかり
意外と他のベスト板とのダブりも少ないかも知れません
そして何より、今回のこのCDは音が良い!!
数十年聞き込んでいたアルバムも、新鮮に聞こえるから不思議。
Don7t take me foe a looserあたりは、弦のこすれるノイズまで聞こえ。凄くリアル!
他の曲も、非常に広がりのあるサウンドになっているようで、それだけでも買う価値ありです。
出来れば4枚組くらいで、すべての聞きたい曲を入れてほしかった。
2はBACK ON THE STREET"のアウトテイク。かっこいいインシトです