ベスト・オブ・ニール・セダカ
ニール・セダカのあの甘ったるい歌声がタップリと聴けますよ。
「恋の片道切符」や「恋の一番列車」をはじめ、「カレンダー・ガール」、「小さい悪魔(リトル・デビル)」、「おお!キャロル」、「すてきな16才」、etc...なつかしいメロディーが目白押し! 彼のスイートな歌い方、当時の想い出深い世相を彷彿とさせるトテモトテモ素敵なアルバムです!!
1950年代にまだ生まれていなかった人たちも、きっとどの曲もすぐさまお気に入りになってしまいますヨ。
本当は5つ星を付けたいところなんですが、ポール・アンカのほうがイイと言う方々もいるので、あえて4つ星に留めおきました。
Laughter in the Rain: Best of
このアルバムはニール・セダカの1974年から1980年までのグレイテスト・ヒッツです。
ニール・セダカは1960年代のポップスターで大ヒットを連発していましたが、ブリティッシュ・インベイジョンの影響をもろに受けて60年代後半は低迷していました。が、彼のファンだったエルトン・ジョンの支援を受けて復活し、74年から再び大ヒットを連発したのです。その大ヒットが根こそぎ入っているのが、このアルバムです。
このアルバムの白眉は何と言っても、「Laughter In The Rain」と「Breaking Up Is Hard To Do」です。前者は「雨に降られても、君と手を繋げれば幸せだ」という歌詞とセンチメンタルなメロディー、そして何よりセダカの歌声が最高です。一方後者はセダカ自身の1962年の大ヒット曲をスローバラードにアレンジして歌い、再び大ヒットしたものです。これは編曲が絶妙ですね。オリジナルの「トゥルル、ダンドゥビ、ドゥダンダン」を生かした素晴らしいアレンジになっております。その他の曲も素晴らしいのですが、やはり上記の2曲が最高です。この2曲だけでもお聴きになることをお薦めします…。
ニール・セダカを聞いた日に
1960年から70年代、履き続け擦り減った靴、その踏み締めた革底の音が耳元に蘇る。読後感はそんな郷愁に誘われて見たくなるエッセーでした。
そこから40年前、新宿の映画館で観た、「ジョンとメリー」に繋がり、20数年振りレコードを掛け、トム・ジョーンズの「I HAVE DREAMED」を懐かしく聴き、何故か、「ウエストサイド物語」の舞台上、華麗に舞う著者様を浮べてしまいました。都会の道筋、案外すれ違っていたかも知れない他人同士が、ふと、振り返り、居場所を与えられ、束の間休憩させてくれる、そんな1冊かも知れません。
青春の輝き~ヴェリー・ベスト・オブ・カーペンターズ
山ほどあるカーペンターズのベスト盤のどれもがカレン存命当時のオリジナル音源ではなく、一人残されたリチャードが楽器を加えてみたり、アレンジを換えてみたり、手を加えている楽曲が数多く収録されています。
オリジナルを知っているとやはり違和感があります。それより不満なのはボーカルの加工です。専門的なことはわかりませんが、エコーをかなり加えています。せっかくのカレンの美声が輪郭を失い、表情がぼやけてしまっていて、聴くに耐えません。
ベスト盤でしかカーペンターズを聴いたことの無い方は、ぜひオリジナル盤と聴き比べてください。カレンの本当の歌声が聴けます。