Fables From a Mayfly: What I Tell You Three Times
SOADのサージ・タンキアンが立ち上げたレーベル、「サージカル・ストライク」からデビューした、テキサス出身のバンド。
レビューで軒並み高評価ですが、噂にたがわずいいアルバムでした。さすがサージ、お目が高い。
不思議な音楽性ですが、強いて分類するならプログレッシブ・メタルなんかのジャンルに収まるんでしょうか。
曲の良さについてはみなさん紹介してくれていますが、「カゲロウからのお話;私があなたに三度言うことは真実です」というアルバムタイトルもいいです。
(ルイス・キャロルからの引用かと思います)
独特な詩の世界も魅力です。
Hatching Mayflies
3曲を通して聴くと、他のレビューでも既に記述がなされている様に、音のみの世界にも拘らず、1つの素晴らしい映画作品を思わせる様な楽曲群とその構成にthe HIATUSのメンバーの皆さんのセンスの良さと技術の高さを改めて実感させられました。
起承転結で敢えて例えるならば、[起承]が1曲目の「Bittersweet/Hatching Mayflies」。[転]が2曲目の「The Brainwasher」。[結]が3曲目の「Snowflakes」。この楽曲はエンドロールの雰囲気をも漂わせている様な、儚くも美しい憂いさを感じます。
繰り返し聴く毎に更にこのepの良さを実感し、心地良く響く音の刺激がイイ意味で中毒性を有した面白く優美、且つ芸術的な1枚に仕上がっているかと思います。
次回作のアルバムがまたどの様な変化や発展を辿り、独特の個性を発揮し表現してくれるのか期待します。
Walking in a Straight Line
1st、2ndとを元the dBsのクリス・ステイミーがプロデュースしたことで話題となったノースキャロライナ州チャペルヒル出身のバンドの3rdアルバム。
今作からプロデュースはKEITH CLEVERSLEYに代わっているが、とにかくすばらしいの一言。捨て曲一切なし。バーズから脈々と受け継がれるギターポップ、パワーポップの超ど真ん中。3人のすばらしいコーラスに2本のギターが絡み合う様には目頭が熱くなります。
is this music (teenage fanclub tribute)にも参加しています。