ぺとぺとさん 第1巻 [DVD]
キャラクターデザインが良いです。特に登場する妖怪の女の子たちがかわいいです。このかわいさは《妖怪=水木しげる先生のマンガ/アニメ》である世代からすると、ちょっと考えられない。マスコットキャラ(?)なんてヌリカベだよ? ヌリカベでかわいいんだよ!? もう驚き。この物語では、人間と妖怪が共存していて、主人公の学校にも妖怪が通っています。でも、全くほのぼのとしていて不気味さとは無縁。もちろん妖怪を嫌う人もいますが(主人公の妹とか)、明るく前向きで問題にしないキャラたちが魅力的。
でもヒロインが、なんだか絶滅危惧種的で(笑)、ちょっと心配。声は植田佳奈さんですが、田舎ぽくってすごく良いです。
ぺとぺとさん 第2巻 [DVD]
本当に正直な事を書きます。
第1巻で「作画がちょっとあまいかな?」って不安があったんです。
でも、真壁ぬりえ(ぬりえちゃん)の「天然ぽさ」とこぬりちゃんの
変わいらしさ、ちなみに赤沢さんの微妙なエロさなど、キャラがたって
いるのを感じました。
少なくともこの調子ならば、最終巻まで買っても「とりあえず」損は
しないだろうと感じました。
TVアニメ「ぺとぺとさん」 オリジナルサウンドトラック
栗コーダーの(アニメの)サントラとしては久しぶりのCDですね。テレビ放映も音楽を楽しみながら見ていました。
公式ホームページのインタビューによると「リコーダー、控えめ」「曲、長め」とのことでしたが、確かにその通りです。「あずまんが大王」の時は曲が短めで細切れの印象でしたが、今回はたっぷり曲として楽しめますね。それにリコーダーが引っ込んでいても、おなじみの栗原節は炸裂しています!
TR14は演歌! イントロにギターがポロポロポロリンと入ってくるのには大爆笑。リコーダーが尺八のように聴こえる不思議。ぺと子ちゃんが熱唱している姿が見えてくるようです(笑)。TR18は沖縄風…って、これは主題歌の変奏ですか! ふむふむなるほど…。こぬりちゃんはかわいいし、サンバに時代劇風に、おや、シンセですか珍しい。エレキギターも熱唱してますね。聴けば聴くほど新しい発見があって楽しめますなあ。
Vol.2にはもっと楽しい隠し球があるに違いない!と期待しています。
知ラナイナイ空
いさ子さん、おひさしぶりのメジャー(?)なお仕事で喜ばしい限りです。
先日のライブでも、例の団扇をあおぎながら、歌って下さいましたが、
OPテーマは、青い日々が懐かしいオトナには、ちょいと気恥ずかしいものの、かわいい歌です。
また、EDテーマは、さねよしさんらしさがそこいらに満ち溢れた、心温まる素敵な歌です。
アニメをご覧になる方かそうでないかにかかわらず、たくさんの方に聴いて頂きたいものです。
愛とカルシウム (双葉文庫)
素直な感想を言うと、「私達に見えないモノを有り難う」の一言に尽きる。
時に小説は、自分が想像だにしてなかった世界を見せてくれる事がある。指輪物語しかり、ハリポタしかり。
ファンタジー小説などは分かり易い例だが、この小説は、私達の身近でいて、ほとんど想像することのない世界を見せてくれた。
介護施設しおかぜ荘で暮らす少女、藤島環。
彼女の病気は、身体が次第にカルシウム化していく難病ハンプティ・ダンプティ・シンドローム。日に日に悪化していく病状に彼女は何も期待しない日々を過ごしていた。
このような立場になった時、どんな事を考えるのか、想像するのか、期待するのか、絶望するのか。
木村航の目線に目から鱗が落ちる思いだった。
話自体はかなり深刻で、重い内容を題材にしているが、藤島環の独白口調が軽快なので、深刻になることなく、またかなり読みやすい。
終わり方も秀逸だ。
重ねて言う。これは傑作だと。