Ultra Detail Figure KEITH RICHARDS
まぁ、キースっぽい感じのギターリストのフィギュアです
3年前に注文して、注文したことすら忘れていたころに到着
画像では似ているように見えたので、ポージングがダサいミックより期待していたのだが・・・ハッキリ言って、似てねぇ。
2mほど離れてみるとテレキャス持ってるし、人によってはキースに見えるように感じるかもしれませんが、私は微妙な仕上がりのReal Action Heroes《Real Action Heroes KEITH RICHARDS (キース・リチャ-ズ) RAH-294》のキース以上に似ていないと思った。(もちろんビル・ワイマンにすら似てない)
これが「いけてる」っつうのはキースを知らないのか、ウソつきか、実物を見てないか、のいずれかだと思う。
ロンドン・コーリング ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー コレクターズBOX (初回限定生産) [DVD]
クラッシュは断然後追いで聞いたのだが、10代の頃に買った「ロンドン・コーリング」は今に至るまで愛聴盤になっている。で、先日レンタル店で半額券をもらった折にこのDVDを見つけ、借りて観たところ、もう、たまらない気持ちになった。涙があとからあとから流れてきた。
クラッシュのビートと言葉たちは、衒いもなく真正面から聴き手を揺らす。そんな真っ正直さは、当時においてもさまざまな足払いや足引っ張りを食らったことがわかるし、ジョー・ストラマー個人は小さな頃からトラブルを引き寄せては、トラブルの中をのたうって生き続けたことを教えてくれる。彼の示すメッセージを青臭いと笑い、理想だと嘲り、内容が粗雑だと得意げに指摘しようと思えば、簡単なことかもしれない。でも、自分が痛めつけられるとわかっていても矢面に立ち、傷つくことを選ぶ姿勢は、彼を非難し、嘲笑する人々の何倍もの誠実さ、真剣さ、人としての尊さを感じさせてくれる。それははじめてクラッシュのLPレコードを聴いたときから感じていたが、このフィルムでは多くの人々の言葉や表情で証し立てられている。「お前みたいな知ったかぶりに何ができる、何もできないだろうと誰もが言っていたよ、でも、俺たちのやったことで少しは世の中が動いたじゃないか」というような本人の述懐を聴いていると、言っていることはその通りだし、何よりも、ジョー・ストラマーが生きていた姿、ウディ・ガスリーのヴィジョンを胸に秘め、終わらないトラブルの中でロックしてぼろぼろになり、静溢さに辿り着いて天に昇っていった軌跡を思い出していると、人間をまだ信じられる、信じたい気になる。
クラッシュを聴いて胸が熱くならない男子は信用できないという偏見が自分には消えないが、このDVDはクラッシュのファン、あるいはファンだった人、またはロックを好きな人全てに捧げられたフィルムだと思う。最後に残されたメッセージ、The future is unwritten…未来はまだ書かれていない…は、物語を先取りしがちな今の自分たちに鋭く突き刺さってくる。
BEST OF
彼のすごいところは、一般の音楽ファンはあまり聴かないようなディープ
な音作りをしたかと思えば、このベスト盤に収められているようなチャー
ト狙いの音もすぐに出せるということである。同じ事がサンタナにも言えるが
、簡単そうでいて実はとても難しいことなのである。俗に生粋のファンと
呼ばれている人たちは「チェンジ・ザ・ワールド」、「フォーエバー・マン」、
「バッド・ラブ」といった大衆受けする曲を敬遠しがちだが、このような
コマーシャルなサウンドも彼の音の一部である。
ザ・ローリング・ストーンズ〜「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」の聴き方が変わる本
変わる。
たしかに、本書を読んで、「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」の聴き方も、ローリング・ストーンズのイメージも変わった。
理由は簡単。
「知らないこと」を学んだからだ。
この本では、ローリング・ストーンズをあらゆる面から切り取っている。
その「切り取り方」が多様で独特。
一つ一つに知らない事実があり、それを積み重ねることで、ただ「カッコいい曲」だったものが、「深みのある曲」に変わっていった。
一つ例をあげると、著者はストーンズを「黒人音楽の研究集団」としても切り取っている。その研究者としてのストーンズの資質が、分かりやすく現れている曲が「サティスファクション」だ。
「(I Can't Get No) Satisfaction)」というタイトルには、あえて「(I Can't Get No)」が入っている。
普通の英文法では、「NO」を2回続けると強い肯定になるが、米国黒人の独特の英文法では、「NO」を2回続けると、強い否定になる。
ここには、ストーンズが尊敬する「ブルース・マンの黒人英語」であることを強調している意味もあった。
「サティスファクション」は、この本のほんの一例。こういった「事実」がいくつも積み重なり、読み終わると「聴き方」が変わる。
もしも、ローリング・ストーンズのCDを一枚でも持っているのなら。一曲でも聴いたことがあるのなら。この本を買わないと勿体無いと思う。
極悪レミー 通常版 [DVD]
活動35周年を迎えたモーターヘッドのレミーを捉えたドキュメンタリー映画です。
自宅でのインタビューや地元LAのクラブでゲームに興じる姿も、メタリカとの共演(95年、09年)を
含むライヴ映像もとにかくカッコ良すぎ。今年65歳というのが信じられない位のエネルギーと、さら
に磨きこまれた貫録が充ちてます。驚いたのは、第二次世界大戦時のドイツの駆逐戦車ヘッツァー
(稼動状態の実物!)に搭乗するシーン。彼がWW2のドイツ軍を中心としたミリタリーマニアという
のは知ってましたが戦車兵制服に身を包みキューポラに収まる『レミー戦車長』の姿は似合い過ぎ。
コメントを寄せるゲスト陣もメタリカ勢にオジー御大、アリス・クーパー、スラッシュにスコット・イアン、
デイヴ・ナヴァロにニッキー・シックス、マット・ソーラム、デイヴ・グロール(スタジオでの共演映像も
あり)・・・と豪華すぎる面々。ストレイキャッツのスリム・ジムやクラッシュのミック・ジョーンズも賛辞
を寄せており、レミーが幅広い人々に支持されてきたことが実感できます。他にも貴重なホークウイ
ンド時代のライヴ映像などもあります。
劇中で垣間見える、義理と人情に篤くファンを大事にする姿はまさに『男が惚れる男』。痺れます。
とにかく文句なしに最高のロック・ドキュメンタリー。ファン諸兄には絶対のお薦めです。
※劇中『R&Rの起源』について語るレミーの背後にレインボウの『ライジング』が飾られているの
は、ロニーを悼む気持ちからでしょうか?こういうさり気ない優しさも胸を打ちます。