12モンキーズ〜オリジナル・サウンドトラック
テリー・ギリアムの超難解で作家性の強い映画本編に圧倒された後で、このCDをチェックするとこの作品で果たしている"音楽"の重要性にあらためて納得し唸らされたしだいです…
B・ウィルスやB・ピット達の白熱した演技合戦にも負けず劣らず! サントラの"至難滅裂バラエティ"加減は凄すぎです。
映画を観ている間は、随所に挿入されるアストン・ピアソラのバンドネオン旋律のインパクトが余りに強烈で耳に焼きついていましたが、実は実は陰に隠れたBGMとして流れていたポール・バックマスターのスコアの数々が大変素晴らしく、時にジェリー・ゴールドスミスやレナード・ローゼンマンを髣髴とさせる正統ハリウッド調になっていて、大いにサスペンス感を盛り上げている事このうえなし…
CDとして録音が大変素晴らしい事もあり、25パートに細かく分かれた1時間余りを堪能、映画の余韻にどっぷり浸ることできます! 映画本編を観た方、もう市場にはほとんど無い盤なので入手は難しいですが、ぜひぜひこのCDを聴くべきかと…ちなみに自分は、探し始めたのが廃盤後だったので、未開封新品を手に入れるのに3年ぐらいかかりましたが、ようやく見つけた時は狂喜乱舞感涙状態でした。
ロックンロール クラシックス Vol.1[VHS]
ロックンロールのオリジネイターたちの貴重なテレビ出演時の映像を集めたビデオ。全3巻のうちの第1巻。
1.オープニング
2.ペギー・スー/バディ・ホリー&ザ・クリケッツ
3.ハートブレイク・ホテル/エルヴィス・プレスリー
4.ウォーク・ライト・バック/エヴァリー・ブラザース
5.恋はくせもの/フランキー・ライモン&ザ・ティーネィジャーズ
6.トラベリン・マン/リッキー・ネルソン
7.エイント・ザット・ア・シェイム/ファッツ・ドミノ
8.ブルー・スエード・シューズ/エルヴィス・プレスリー
9.アイム・ノット・ア・ジュヴェニール・デリンクエント/エヴァリー・ブラザース
10.イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト/ファイヴ・サテンズ
11.ピース・イン・ザ・ヴァリー/エルヴィス・プレスリー
12.ヘイ・ボ・ディドリー/ボ・ディドリー
13.バード・ドッグ/エヴァリー・ブラザース
14.オーバー・アンド・オーバー/ムーングロウズ
15.火の玉ロック/ジェリー・リー・ルイス
16.ブルー・スエード・シューズ/カール・パーキンス
17.カリフォルニア・ガール/ザ・ビーチ・ボーイズ
18.シェイク・ラトル・アンド・ロール/エルヴィス・プレスリー
19.エンディング
「ブルー・スエード・シューズ」の作者カール・パーキンスの演奏と、カバーして大ヒットさせたエルヴィス・プレスリーの演奏の聴き比べなんてこともできます。
グッデイズ~ロックンロール50
このアルバムはロックンロールおよびロカビリーというロックのジャンルの代表的な楽曲をたくさん収録した日本初とも言うべき本格的ロックンロール・アルバム
しかもエルヴィス・プレスリーもパワー溢れるロックで登場
ラ・バンバ、オー・プリティ・ウーマン、カモン・エヴリバディ、ジョニー・B・グッド、監獄ロック、ロックンロール・ミュージック、ハウンド・ドッグなど有名な曲もたくさんある。
古き時代のロックの良き教典とも言うべきアルバムだ。
しかも豪華な2枚組
もう、これはたまらんわ
是非、買って損すること無し
ロックンロール....つまりロカビリーというのかな。
現在のハードコア、インダストリアル、ヘヴィ・ロック、デスなどと異なり、このロックンロールは激しくて荒々しくても、とても楽しげで明るい感じのもの。
そこからの派生で登場したアーティストが....。
ビートルズ
ローリング・ストーンズ
ボブ・ディラン
ザ・フー
ヤードバーズ
クリーム
ジミ・ヘンドリックス
エリック・クラプトン
ジェフ・ベック
ジミー・ペイジ
ドアーズ
ジェファーソン・エアプレイン
サンタナ
シカゴ
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとルー・リード
イギー・ポップ&ストゥージス
レッド・ツエッペリン
ディープ・パープル
Tレックス
デイヴィッド・ボウイー
アリス・クーパー
クイーン
キッス
エアロスミス
ヴァン・ヘイレン
セックス・ピストルズ
ラモーンズ
クラッシュ
ブルース・スプリングスティーン
ポリス
エルヴィス・コステロ
モトリー・クルー
ボン・ジョヴィ
U2
マイケル・ジャクソン
などなど大多数なのだ。
でも今のロックの世界はこのロックンロールを「古すぎる」とか「軟弱」というふうにある意味考えている面があるので、ロックンロールとはあまり関係なくなってしまったのかなと思うトコロがあります。
でもクイーン、エアロスミス、ビートルズ、ボン・ジョヴィ、マイケル・ジャクソン、ローリング・ストーンズ、U2、キッス、セックス・ピストルズ、ディープ・パープルなんかを好きで聴く若者だけには是非おまけに聴いて欲しいのだ。
70年代、80年代の頃はふつうの若者の世界の中にもロックンロールはある意味結構取り込まれたり、吸い込まれたりしていたのに.....。
今の時代は変わったのかな。
ピアノ・ブルース [DVD]
マーティン・スコセッシのブルース・ムービー・プロジェクトのなかの一つ、なんてことはどうでも良く、なにはともあれ、イーストウッドの新作が観れるのは、幸せだなあ。
「メ〇ラのアル中」とエルヴィス・コステロは学生服の頃、アメリカの某所でパンクらしい暴言を吐いてボコボコニされたらしいが、レイ・チャールズの最後の映像だそうだ。様々なブルースの定義。老いさらばえたデイブ・ブルーベックは、とつとつとブルースのスピリチュアリティを語ったかと思うと哀切なピアノ・ブルースを弾き始める。
クリント・イーストウッドが語るワイオミングの大平原でのファッツ・ドミノのブルースを撮影したときの美しい挿話。撮影中に出くわしたヘラジカの群れは、ファッツの演奏が終わるまで、じっと動かず聞き入っていたらしい。「誰もがブルースを愛している」