サイボーグ009 1979 DVD-COLLECTION Vol.1
他の方も書いてますが、「初恋の人」、島村ジョーに再会!
実は、1977年に行われた上映会で、高校生の時に一度再会していたので、結構覚えてる話もありましたが、まったく忘れていた話もありました。
特に、女の子の出て来る回を忘れていたのが、自分的に納得。よっぽど好きだったんですねえ。
後の新作もテレビ放映時に一応、何回かは見てたのですが、「声が違う」etcの理由で受け入れられず、「009」と言えばこちら、とずっと思ってました。
今でもお話のいくつかは、(せりふとか設定を現代向けにすれば)通用するのではないでしょうか?
ただし、パッケージ裏に「不朽の名作」とするべきところ、「普及の名作」になってるのは、ちょっと興ざめですね。中身にはまったく関係ない部分なので、逆にもう少し気をつかって欲しかった。校正したのかな?・・・子供たちには受けてましたが。
働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。
転職活動中です。
この本を読むまでは「働く」ことに関して様々な疑問や不安だらけの毎日でした。
そんな時、ある書評サイトでこの本に出会いました。
この本には著名人の方々の「働く」ことに対するアドバイスがバランスよく載っています。
『仕事とは自分の能力や興味、価値観を表現するものである。
そうでなければ、仕事は退屈で無意味なものになってしまう。』
『人がしている仕事を見るのではなく、仕事をしている人を見ること。』
『幸運が舞い込んでくるのを待つのではなく、幸運をつくりだすために行動すること。』
『日本には3万種類の仕事があるという。ということは、あなたには3万もの選択肢が用意されているということだ。』
ぼんやりとした答えではなく、はっきりとした答えが私には見つかりました。
あきらめず、夢に向かって突き進みます。
年齢関係なく全ての方におすすめです。
悩んでいる時にパッと光を当ててくれる、そんな出会いって本当にあるんです。
人生を変えてくれました。
転職を成功させます。
戸田智弘さんの次回作に期待しています。
虫プロ・アニメラマDVD 千夜一夜物語/クレオパトラ/哀しみのベラドンナ
虫プロが、「アトム」以来の子供指向から、アダルト路線へも守備範囲を広げようと試みた、劇場版アニメ三部作。
この中では、「クレオパトラ」がやはり印象深い。
エリザベス・テイラーのハリウッド版「クレオパトラ」とは異なる、遊び心満載の作品だった。
基本となるストーリーは史実に準じてはいるが、そこに手塚が自身のイナジネーションを広げたものである。
確か、クレオパトラ役が中山千夏、そして何と言っても故野沢那智が良い味を出していた。
これも故人となったが、坂口尚によるコミック化作品もCOM増刊で刊行されていた。
そして、その絵柄、キャラ設定が小島功であり、虫プロらしくないタッチにびっくりしたものだ。
「クレオパトラ」に先立つ「千夜一夜物語」は、第一作ということもあり、かなり気合いの入った作品である。
そしてこちらも、遊び心満載だった。
さまざまなパロディが、あちこちに登場するので、元ネタを知っているものには、非常に楽しい。
そして、作品の完成度も高い。
これが「ベラドンナ」になると、虫プロ末期ということや、高度成長経済のダークサイドなどが明らかになった世相などを反映して、作品のテンションも完成度も、ぐっと低くなってしまう。
この三部作を通して見ることで、ある意味では、虫プロの盛衰を見るような気がする。
やはり、勢いのあるときにこそ、芸術は良い作品となる。
そして、虫プロ制作の劇場版アニメは、もう二度と制作されることはない。
だから、この三部作は、虫プロの記録として、そして劇場版アニメの歴史の中で、独自のポジションを占める作品として、その存在意義がある。
これが、平成の今、手軽に見ることが出来ることには、大きな意味がある。
風の盆恋歌 (新潮文庫)
「私は待ち、あなたは言わない・・・」
求めるばかりの幼い恋愛とは違って、湿っぽくなさと潔さは、一重に「不倫」というテーマで括れない作品だと思います。背徳の美学とでも言うのでしょうか。
逢瀬の街を漂う二人に、八尾の情景があまりにも美し過ぎます。
俗っぽい不倫物語には無い、儚くも力強い二人の末路を期待していたのですが・・・
この物語のテーマは最後にあると思います。
おわら保存会長でもありつつも、封印せざるを得なかった踊りを、弔いに手向けた清原さんの想い、凛としながらも、雪流し水の速い流れに流されていったあの日の笹舟を唄う、とめさんの「桑つみの唄」の切なさ・・・、それでも誰しもが人生を歩む中で抱えるであろう澱のようなものに埋もれきってはいない熱い想いが伝わってきます。
情熱に生ければ滅び、平穏に生きようとすれば人生色褪せる・・・
自らの力や想いだけではどうにもならず、叫びたくてもそれが出来ない、そんな人生の矛盾や儚さ、それでも諦めてはいけないということ、「美しさ」は決して憚れるものの中には存在しないことは無いということを、「風の盆」と見事に調和させながら伝えてくれた素敵な一冊です。
魔法遣いに大切なこと ~夏のソラ~ 2 [DVD]
比べるのは良くないのかもしれませんが、コミック版に比べてユメが魔法遣い、というものについて考えるに至った経緯を端折っているのが残念。すごく薄っぺらく感じてしまいます。
とはいえ、アニメとしての作り自体はしっかりしており、そこは好印象です。