アルビオンの夜の女王 -青薔薇姫と幻影の悪魔- (B’s‐LOG文庫)
ヒロインは王国のプリンセスでありクイーン。
その御供は、歯の浮くような台詞を吐息のように囁く吸血鬼、バカでアホだけど時に頼りがいのある元気系の人狼、暗い過去を背負い病弱なように見えるけど実はバカ強い無口キャラの人造人間と、彼らをサポートする謎の最強執事を筆頭とした個性豊かなお屋敷の従者たち!
そして日々悪魔退治に精をだす彼らの前に、突如現れた謎の漆黒の男…
ヒロインの設定だけで十分王道なのに、誰もが少女漫画ヒロインの恋の相手を務められる王道路線を継承した男キャラ達の活躍が、なんともたまらない。
乙女たちが期待するラブ面でもばっちり期待通りの王道オチが・・・!
西洋よりも東洋ネタが好きな私ですが、がっつりのめりこんで読んじゃいました。私的なツボは、吸血鬼さんのゾクッとするような甘美な言い回しです。紳士口調の美形にぐりぐり言葉攻めされたい人にはオススメです!「我が姫」なんて呼ばれたい!(笑)
挿絵も表紙の期待を裏切らないクオリティですよ。続きにも期待。
幻霧ノ塔ト剣ノ掟
画面が見難いです。
今時初代DSを使っている所為かもしれませんが。
特に地図はバックが黒い上に床がダークカラーなので、目が悪い人間には本当につらいです。
雰囲気を追い求めるのは良いですが、もっと見やすくして欲しい。
ただでさえDSは液晶が小さいから目が疲れるのに。
基本のところで致命的です。
テキストのスピードのように、明度も変えれるようにして欲しかった。
これはシステム周りの不親切よりも痛いです。
システムに関しては、アイテムのステータスがACしか判らない。
武器を買ってもどれぐらい攻撃力が上がるのか不明。
これはちょっとどうかと思う。
それ以外はあんまり気にならないですね。
ダンジョンはWIZ、キャラはソードワールドと聞いて何か感じるヒトは買っても損しないと思います。
ゼルダの伝説 ムジュラの仮面
このサントラは微妙にねじれています。日ごとに変わるクロックタウンのテーマ、曲なのか何なのか分からない壊れっぷりのダンジョンのテーマ、とっても不思議なオカリナの新曲、奇妙な軽さのムジュラのテーマ。新曲は、どの曲も変で変で、時のオカリナの使いまわしの曲までも、違った印象で聞こえてきます。
ゲーム自体、ファンのための濃いものでしたが、音楽も負けじと工夫された面白いサントラです。ゼルダのファンでしたら聴いてみても良いのでは?
彼らの流儀 (新潮文庫)
決して特別なわけではない、何気ない日常の一瞬を沢木さんが切り取ると
こんなにも特別なものになってしまう。
鞄に忍ばせておいて電車の中やちょっとした空き時間に読むのに最適です。
私が一番好きなのは「胡桃のような」何度読み返してもいいなって思う。
ベスト・ピアノ100
既に多くのレビュアーが書かれている通り、これだけを以って作曲家や演奏家が込めた意図を十全に味わうことは出来ないでしょう。
作品に対する浅い理解しか生まないのではと危惧される方がいるのも尤もです。
好みに応じて聴きかじる事で、得られるものも失われるものもある事は、クラシックとジャンル分けされている音楽に限った事では在りません。
ただ、音楽との接し方にはバリエーションがあって良いと思うので、本当に最初の一歩、「カタログ」を見る様に、
虚実の相見える「クラシックの権威」に捕らわれない機会を提供している、という価値はあるのではないでしょうか。