名言セラピー幕末スペシャル The Revolution!
色々なメッセージがちりばめられて、人生がより楽しくなってくる本です。ぜひ一読を。人生に心の師匠と志を持つこと。これがひすいさんのこの本で言いたかったことなんじゃないでしょうか。より楽しくなってきましたよ。
雲のうつし絵
鹿児島県を中心に活躍されている、大江錦之介氏の歌手デビュー。
彼の舞踊を大好きな私にとっては、待望の作品です。
[雲のうつし絵]は、神風特攻隊として出兵する若者の気持ちを見事に歌い上げており、私も、顔の知らない、亡き父親を想いながら聴いておりました。
[西郷隆盛]は、さすが鹿児島の九州男児。見事なまでの男らしさ。私も聴いていて胸が高鳴りました。浜口庫之助氏作の、素晴らしい曲に恵まれて、彼の魅力を存分に発揮しています。
まだ25歳という若さの彼は、これから更に舞踊にも艶がでてくることでしょう。次の公演が楽しみです。それまで毎日この曲を聴いて過ごします。
NHK大河ドラマ総集編 翔ぶが如く [DVD]
この大河ドラマは、私が今まで見てきた大河ドラマで一番感動したものだった。キャストが素晴しかったこともあるけれども(特に鹿賀丈史さんの大久保翁は素晴しかった!)、この個性のキッツイ時代を生きた人物を、個性バリバリの俳優が演じているところが魅力だったと思う。そして原作の司馬さんが言わんとしていた、「西郷と大久保は時代が変わって天敵になったのではない」といったメッセージが、ちゃんと伝えられていると思います。最後、大久保翁暗殺のシーンは涙なくしては見られません。幕末・明治維新というと、男性ばかりが目立つところがありますが、女性もしっかり描かれていて、好感が持てました。西郷の妻や大久保翁のとても面白い、機転のきく奥方、そして彼女たちの悲しみ。同じ女性として、もし波乱の人生を送る夫を持つことになったら、こんな風に生きれるだろうか、とよく思ったものです。
ドラマ自体は原作「翔ぶが如く」に忠実なわけではなく、他に「竜馬がゆく」なども読まないとわからないところが多いですが、残念なのは総集編ということで、幕末にはよくフォーカスが当っているものの、後の肝心な大久保・西郷の決裂、そして西南戦争あたりが端折られていてものすごく残念でした。このドラマだけはフルでDVDで見たい。今でもそう思っています。
NHK「その時歴史が動いた」 この難を逃げ候こと 本懐にあらず~改革者・大久保利通 暗殺の悲劇~ [DVD]
長年冷酷な政治家と喧伝された悲劇の政治家、大久保利通を特集した番組のDVD化。
西郷隆盛が行き場を無くした士族階級に殉じて、
死に場所を提供するかのごとく西南戦争を起こしたのとは対照的に
大久保さんの生き様は生きている人間をいかに社会に貢献させるか、
生きる道を探すかを模索していたことを、この番組で知った。
対照的な二人だが、その心は表裏一体。志は一つであった。
本人は何も語らず、弁解せず、ただ国家と国民の為に生きた誠実な政治家。
是非、この姿を皆さん、知ってください。
代表的日本人 (岩波文庫)
新渡戸稲造『武士道』、岡倉天心『茶の本』と並ぶ名著。西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の5人の人生から日本人の特質、価値観を論じている。
名前を知っていても、正直なところ西郷隆盛以外は殆ど何も知らないに等しい自分の知識が何とも悲しい。二宮尊徳の偉業など習ったことも無ければ、語ってくれる人も居ない。道徳的価値観を根本にした日本人の思想は近代的功利主義とは相反するものだが、これが近代日本躍進の原動力となったことは否定できない事実だ。社会の荒廃が伝えられる中で改めて見直されるべきが彼らのなした偉業であると思う。
海外への紹介を目的に書かれた本なので短いし、内容も簡潔。これをきっかけに日本精神、文化、思想研究を開始するのも良いと思う。