金正日の料理人―間近で見た独裁者の素顔 (扶桑社文庫)
本書は、「金正日の料理人」(平成十五年刊)と「金正日の私生活」(平成十六年刊)とを合本とし文庫化して平成二十年に発表されたものである。
北朝鮮からの寿司職人募集に応じて北朝鮮に渡った著者が、金正日に気に入られることになり、身近で働く機会を得た。その累計十三年間にわたる見聞が綴られている。
我々は北朝鮮といえば、冷酷な人権弾圧の密告監視社会を思い浮かべるが、本書に描かれている金正日ロイヤルファミリーや幹部達からはそんな有様はうかがい知れない。思いやりや気配りもあり個人的には人間味あふれる人物なのかもしれない。
文庫版あとがきでは、「金正日影武者説」や「後継者問題」について著者が見解を述べている。
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韓国人の作法 (集英社新書)
私は、相当な韓国朝鮮オタクを自認する在日日本人であるが、その私も知らない韓国人の作法が幾つかあって目を開かされた。
本書は外国人によく効かれる質問を項目別に分けて編集しているため大変わかり易い。日本て例えて言うと
今時少なくなったかもしれないが「日本では道をサムライが歩いているのか」という古典から、「日本人は毎日寿司を食うのか」
というたぐいの韓国人版質問に答えているのがこの本である。
本書を読んだ感想は「韓国人と日本人は似て非なるもの」ではなく「韓国人と日本人は違うものだが、よく似ているなあ」
というものである。
いくつか本書から拾う。
『韓国人は本当に単一民族か』〜コシアンと呼ばれる東南アジア人とのハーフが増えているらしい。
『韓国人女性はなぜ強烈な原色の服を着るの』これは余り極端な一般化はしてはならない。と著者は言う。
私もそのとおりだと思うが、赤坂のリトルソウルや、本場ソウルの明洞(ミョンドン)を歩く女性
お水系の女性を韓国人女性として一般化するのは、「日本人女性がみんな芸者」と同じ過ちなのである。
『韓国の都市の夜景はどうして赤い十字架で埋め尽くされているのか』
1980年代に訪れた時からたしかにそうなった。世界50大教会のうちの41が韓国にあるのだそうである。
ちなみに韓国のクリスチャンは多くがプロテスタントであるように思うがそうでもなく、内訳を見てみると、
最も信仰者の多い宗教は仏教で22.8%。若干の差でプロテスタント18.3%が続き、以下カトリック10.9%、
儒教0.5%、園(ウォン)仏教0.2%の順となっている。キリスト教信者の多さは、アジアではフィリピンなどとともに際立っている。
プロテスタントとカトリックを合わせると宗教人口の3割近くを占める。
その他0.6%にはイスラム教や天道教、韓国正教会などが含まれるのだそうだ。というのはぼくが余計な知識を披露しました。
北朝鮮に嫁いで四十年 ある脱北日本人妻の手記
日本人の著者による貴重な記述だと思います。
北朝鮮に関する悲惨な生活をまとめた手記や体験記などは数多くあります。
それらは主に北朝鮮に生まれ育った方が様々な経験を経て脱北後に書き下ろしたものがほとんどです。
したがって朝鮮人の目で書かれたものです。
しかし、当書は日本人に生まれ、日本人として育った著者が記述したものです。
在日朝鮮人の方と結婚し、
帰国事業にとりこまれる形で北朝鮮に渡ることになった辛い人生が克明に描かれています。
夫にも守ってもらえず、
たった一人で北朝鮮で生き、
日本に帰ってくるまでの人生があったことを
同じ日本人として知っておくべきだと思います。
チーム★アメリカ ワールドポリス スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
お下品なお馬鹿映画を大金をかけて技術的に真面目に作成した作品。
人形のセックスを初めとする下品なシーンや人形劇のくせにグロイシーンが満載なので子供には見せないように。
内容は政治風刺かと言われると確かにそういう内容もある。
チームアメリカがテロリスト退治と一緒に街を破壊してしまうくせに開き直っている様子は、明らかにアメリカの「力は正義」を皮肉っている。
マイケルムーアを初めとする左派たちを実名で登場させて過激なことを行わせたり、チームアメリカと戦わせたりする様子は左派を皮肉っているのだろう。
金正日が悪役として登場するのも政治風刺のように見えなくはない。
しかし、どちらかと言えば制作者の悪ふざけのネタとして彼らが選ばれただけで、皮肉はあるにしても制作者にこれと言った政治的な主張はないと思われる。
ただし、左派の人物が実名でおちょくられるのに対して、右派の人物は実名で一人も出て来ないので、右翼傾向があるように見えなくもない。
しかし、左派と右派の両方をおちょくりの対象にすると物語の焦点がぼけるので、あえて左派だけに絞ったのかもしれない。
結局のところは、下品な馬鹿映画を大金と技術をかけて作った行為自体が馬鹿馬鹿しくて笑えると言える。
政治ネタは深読みすると色々と思うところはあるが、本作の本質はただの馬鹿映画である。