YOU(黒執事盤)(紙ジャケット仕様)
松下優也盤と黒執事盤があるのがイミフな気分も一瞬よぎるが、
どうせなら枢やなイラストにてプラスアルファ的な黒執事盤を購入。
(手触りのよい紙ジャケット仕様なのも、どことなくお得感がある)
相変わらずのJin NakamuraアレンジがキているYOUは、多少
癖のあるブラックなR&Bだが、松下の声質をよく活かしている。
前作の爽やか系のTrust Meとの差別化なのだろうが、自身が
得意のクールなダンスが映えそうな出来で、これはこれでよい。
特にサビできらめくハイエナジーな歌声がgood...抜群の清涼感がある。
c/wミュージカル黒執事ED主題歌「Hallucination」は、打って変わって
作品テーマに即した深淵なラヴバラード。ベテラン森雪之丞歌詞と、それを
切々と歌う渾身の松下の歌声が切ない。思いの果ての果てにある闇と深い切望...
夢の続きを手繰るようなAメロから情熱的なサビに至る歌い上げのすべてが
一つの物語を紡ぎ、聴く耳を惹き付けて離さない―その表現力に心が震えた。
冒頭で触れた、タイトル曲とは別に今回あえて黒執事盤を設けた意味合いが、
こちらの楽曲の力の入れようで改めて理解できるというもの。それだけに
歌詞をよく吟味しながら、じっくり堪能して欲しい、聴き応えあふれる感動作。
黒執事(10) (Gファンタジーコミックス)
前巻から始まったシリーズで、ファントムハイヴ家で開かれた晩餐会の招待客が殺され、犯人が誰かも分からないまま嵐のせいでファントムハイヴ家の面々と他の招待客は屋敷に閉じ込められ、その後も次々と起こる殺人に不安と恐怖は募るばかり──まさにミステリーの王道とも言える展開で、何よりセバスチャンも2番目の被害者として殺されたというのが衝撃的でした。
さて、この巻ではいよいよシエル達が犯人捜しを始めますが所詮素人ばかり、セバスチャンもいないので行き詰まった所に、セバスチャンから手紙を受け取って来たという牧師ジェレミーが登場して事件は解決へと動き出すわけです。
途中からいきなり探偵役の登場という展開は、ミステリーの王道からすればどうかとも思いますが、そこは色々仕方がないのでスルーして、ジェレミーの言動や観察力、推理力はかの世界一有名な名探偵を彷彿とさせます。まあ今回のシリーズの語り手となるキャラクターの名前がアーサー、職業が医者で物書きという時点で何かしらの形で出てくるとは思ってましたけど。
実は私、一時期そのシリーズ小説を少しばかり読んだ時期がありまして、それが今回この巻の感想を書こうと思った理由なんです。(名前はすぐ分かると思いますが、一応伏せておきますね)
この作中でもそのシリーズの作品に似た場面がいくつか出てまして、どこの場面がどの作品を元にしているか、ファンなら探してみるのも一興かと。て言うか、ファンならすぐ分かってしまうでしょうか?
ドラマCD「RustBlaster/ラストブラスター」
枢やなさん原作の作品で小野大輔さんが主役です。黒執事の小野大輔さんとは全く違う感じで小野さんの演技力の高さに驚きました。なので黒執事のイメージが好きな方にはおすすめしませんが小野さんのファンだという方にはおすすめの作品です。
ドラマCD 黒執事
シエルとセバスチャンの配役がTVアニメと異なるCDがあると知って聞いてみました。
森川さんのセバスチャンも聞いてみたかったですし。
声優さんが違うだけでここまで世界が違うのかと驚きました。
TVアニメはTVアニメでとても楽しく見ていましたが、
こちらの方がコミックの声のイメージには近いように感じました。
どちらの世界もそれぞれ素敵でちょっと得した気分です。