Vanessa Paradis
もう、これは最高にポップでキュートなアルバムです。当時、レニー・クラヴィッツの恋人だっただけにレニーの愛と才能が存分に注ぎ込まれています。サウンド的にはレニーのMAMA SAIDの頃のサウンドに近いかな!?もちろん脇を固めるミュージシャン等もいっしょです。
ドリームズ・カム・トゥルー
「うれしいたのしい大好き」にハマって、彼等の追っかけが始まりました。で、デビューアルバムですが、いまだに僕は、ドリカムの最高傑作だと思います。なにしろ曲が良い。この後中村さんのカラーが強くなって行くのですが、これは殆ど吉田美和さんの曲。それがまたいいんです。彼女のブラックミュージックの影響が明らかな歌い方、歌の上手さ、全てが最高。曲でとりわけ好きなのが、「あなたに会いたくて」、「週に一度の恋人」、「Its too late」。でも、他の曲も素敵です。ちまたでは、「悲しいKISS」が評判いいのかな。唯一の不満は、リズムが打ち込み系なこと(これはずっとそうなのですが)。一部生ベースもありますが、ドラムは全部打ち込み。吉田さんのボーカルは、生リズムの方が、絶対いい。ソロアルバム「Beauty&harmony」がそれを示しています。とはいえ、大好きなアルバムです。ドリカムの中では、売れ行きイマイチみたいですが、もっと売れてしかるべきアルバムだと思います。
ROCK AND ROLL HERO
Rock in Japanや、桑田佳祐のラジオ番組、CMで数曲が披露され始めたこのアルバム。「東京」が傑作だっただけに、期待される作品だ。爽快なロックナンバー"Rock and Roll Hero"、Love Psychedelicoがゲスト参加した"Blue Monday"、ジョン・レノンの「ジョンの魂」を想起させる「影法師」、そして「東京」、そのカップリングの「夏の日の少年」と凄いラインアップが13曲続くのだろう。「波乗りジョニー」、「白い恋人達」、「可愛いミーナ」が収録されなかったのは、このアルバムがロック性が強いからだろう。"Rock and Roll Hero"では、最近の日本をテーマに、桑田節全開の歌詞。桑田自身、「歌詞カードを見ながら聴いて欲しいアルバム」と位置づけているから、歌詞も期待される。11月にもニュー・アルバムが出るそうだが、そちらも楽しみだ。