Boomer's Story
72年発表の三枚目です。ジェイムズ・カーの「ダーク・エンド・オブ・ザ・ストリート」なんかが目を引いたりもしますが、どの曲も名曲、名演揃いです。この三枚目までは、アメリカ音楽の源流への旅にまだ没頭しているといった印象で、これ以降顕著になるアメリカの周縁に拡散していく傾向がまだ表面化していないので、根強いファンも多いのではないでしょうか。二枚目の「紫の峡谷」と対になるようなコンセプトの作品で、御一緒にお勧めします。
爆チュー問題スペシャル ~冥王星のメリークリスマス~ [DVD]
太田さんもDVDの中で言っているように、幼児向けのようでいて、
元ネタは『スター・ウォーズ』第一作目や、『宇宙戦艦ヤマト』など、
30代半ばから40代、つまり出演者の爆笑問題やBOOMER、ピエール瀧さんなど、
出演者自身が楽しんでるようなネタが満載です。
当然、子どもたちにはあんまり伝わってないですが(笑)、
大人たちが笑ってるので、子どもも幸せそうです。
ビッグバンドの音楽、ダンスなど、パロディ以外にも見どころがいっぱいですので、
子どもから大人まで、かなり幅広い世代が楽しめる舞台になってると思います。
ビッグバンドの指揮をする太田さんに近づいてきた子どもを、
太田さんが抱きかかえる、というちょっと珍しい
太田さんの「いいお兄さん」的な感じも見られます。
流れ者の物語
72年発表の三枚目です。ジェイムズ・カーの「ダーク・エンド・オブ・ザ・ストリート」なんかが目を引いたりもしますが、どの曲も名曲、名演揃いです。この三枚目までは、アメリカ音楽の源流への旅にまだ没頭しているといった印象で、これ以降顕著になるアメリカの周縁に拡散していく傾向がまだ表面化していないので、根強いファンも多いのではないでしょうか。二枚目の「紫の峡谷」と対になるようなコンセプトの作品で、御一緒にお勧めします。
流れ者の物語<紙ジャケット仕様>
かれこれ30年経つんですネ、Ry Cooderを初めて聴いたのが本作した。米国南部の土煙りと日焼けした顔、すすけたジーンズの仲間が集まる酒場に似合いそうな歌の数々(1,3,7,10あたりはまさにこの感じ)。人間臭さっていうか武骨さまで憶える純朴さがとても印象深く、魅力的でした。そのインパクトの強さなんでしょうか、その後Ryの名作数あれど自分にとってはニワトリの刷り込みよろしく、今も本作に執着し続けています。
そして本作のハイライトは、RyのSlide guitarが極上の味わいで切ないほど心を揺さぶる"Dark end of the street"。同じインストの"Maria Elena"も素朴でいい感じです。
本作以降、中南米を皮切りに沖縄(喜納昌吉と共演した"花"も印象的でした)、ハワイと様々な伝統音楽を取り入れながら孤高のワールドミュージシャンとなっていくRyですが、彼の原点がここに凝縮されていると感じています。
ときに無性に聞きたくなって棚から引っ張り出す、在庫中でも5指に入る年季の入ったCD(かつてはレコードでしたが)がこれです。