天皇陵伝説
著者は、「古代からの伝言」で古代史の博識ぶりを知られる現職新聞記者。明治時代に海外へ流出した「仁徳天皇陵」の埋蔵品が、「奇跡の秘宝展」で里帰りする、というところからストーリーは始まる。ボストン美術館所蔵と、もうひとつ、最大の目玉「G」は、何と北朝鮮・平壌博物館の所蔵。ところが右翼団体が「見せ物にするとはケシカラン」と、借り物のお宝を奪い、「天皇陵に返した」という犯行声明を送りつけてくる。バレたら大変と、取り戻すため、密かに仁徳天皇陵への潜入を決行する主催者側。一体、謎の秘宝「G」とは何なのか? と、そのころ、著名な考古学者が北朝鮮に連れ去られそうになる。拉致から日本海での銃撃戦と、なんだかホントにありそうで、コワイです。
失われた古代ユダヤ王朝「大和」の謎 (ムー・スーパーミステリー・ブックス)
今までのシリーズにだぶる所もあったが、歴史に興味ある自分には勉強になる所があった。戦後の米軍兵士の件でのGHQの事は少し知っていたので写真は有難かった。毎回新しい内容が含まれている事に期待している。陛下を階段梯子の下から昇る意味と発見した事は、さすがとしか言いようがない。