遙かなる時空の中で3with十六夜記 愛蔵版~東雲月~
若干ネタバレ的な感じで申し訳ございませんがドラマCDにキャラソン、どれも神子想いで甘くて聴いてる方が恥ずかしいくらいお腹一杯でございました
PSP版のみしか出てこなかった那須与一も今回ドラマCDに初登場でして気になる声優さんは夢浮橋で北斗星君を演じておられました近藤隆さん。北斗星君とはまた違った明るさと落ち着いた口調でとてもキャラと合ってると私的には感じました
また今回にしてようやく弁慶さんが幸せになれるキャラソンを聴く事が出来て本っっ当嬉しかったです!
今まではどこか 咎人がゆえに自分だけが幸せになる事を許してはいけない、望んではいけない様な感じでしたが今回のキャラソンは以前と違いまして初めて幸せを望み、大切な人と生涯を伴にしたいと表れてまして本当堪らない気持ちになりました。サビの部分は聴くだけで涙が出そうなくらい素敵な曲です!
無論、今までのキャラソンも大好きでしてそれを最初から通し聴いていきますと弁慶さんの気持ちの変化が段々と分かりますのでそれはそれでかなり堪らなく良いです
他に清盛と政子さんのデュエットも収録されているのですが二人の歌声と曲のハーモニーが合わさり素敵な一曲となっております
また曲の間に頼朝と政子さんのいちゃこら語りがありまして独り嘆いてる清盛がなんだか可愛いかったです
長々となりましたが今回のCDは望美好きの方に特に聴いてもらいたいです
私としては買って良かったと大変満足してますので★星5 つけさせて頂きました
コーエー定番シリーズ 蒼き狼と白き牡鹿・元朝秘史
国政はほとんどすることがありません。
場合におよっては政治顧問に任せてしまっても問題ないです。
ということでこのゲームの売りは「オルド」でしょう。
(これもOFFにできるのですが面白みがなくなるでしょう。)
つまり后を口説くのがこのゲームの面白さです。
コーエーのほかのゲームにはないシステムですし。
コンピュータは馬鹿ですから戦争して弱くなります。
そこが残念ですが世界統一が当然目的となります。
ただほかのゲームと違い息子に跡を継がせることができます。
息子や孫の代で世界統一してもかまいません。
裏切りに気をつければ世界統一はそれほど難しくないです。
パソコンゲームのときはエンディングで
モンゴル帝国を陰で支えたのは女性だみたいな
エンディングだったのですがコンシューマーになって
エンディングは味気なくなってしまいました。
これも残念な点ですがお値段との兼ね合いで星5つです。
NHK大河ドラマ総集編DVDシリーズ 新・平家物語
若き日の仲代達矢扮する平清盛の乾坤一擲の気迫と、斜陽化してからの、やることなすことすべてが裏目に出るという閉塞状態が、子供心にも、強烈に焼き付いている作品だが、残念ながら、ここにあるのは総集編であり、当時は、総集編の作り方も未熟であったのか雑であったのか、所々、わかりにくい部分があり、特に、人間模様などの、説明が必要とされる部分でそれが顕著であるようである。
ところで、この作品を見ていて、ふと、思ったのだが、「平家は頼朝を助けたばかりに頼朝によって滅ぼされてしまった」という、巷間言われる「情けが仇」の見本のような話があるが、清盛が源氏の幼子を助けたというのは、決して間違った判断ではなかったのではないか?
なぜなら、保元・平治の乱という熾烈な権力闘争の後、人々は新しく権力者として登場してきた「武士」という武力を持った新興階級に対し、著しい不安感を持っていたと思われ、遺児らを助けることは、まずは、それら不安感の払拭に効果があったと思うからである。
(現に、清盛死後、平家を都から追ったのは、頼朝でも義経でもなく木曽義仲なのである。)
もっとも、ここまではいいとして、私が疑問に思うのは、なぜ源氏の嫡男を伊豆へなどなど流したのか?ということである。
関東は元々、源氏の地盤であり、今は平家に靡いているとはいえ、湿った火薬庫に火の気を投げ込むようなものではなかったか?
私なら、頼朝は京に留め置き、貴族制に代わる武家政権の樹立という源平共通の利害目的を掲げ、その上で、一門の娘をあてがい、平家一門(武家側と言い換えてもいいかと)に取り込む。
それができないのなら、せめて、源氏の基盤である東国ではなく、平家の基盤である西国へ流すべきだったのではないか。
清盛も、まさか「伊豆」と「伊予」を間違ったわけでもないだろうが、何とも腑に落ちぬ選択である。
NHK「その時歴史が動いた」 平清盛 早すぎた革新~平氏政権誕生のとき~ [DVD]
軍事力。政治力。経済力。
この三つ全てに先見の明があった、稀にみる優れた人物だそうです。
ゲストの作家は、歴史上でもここまで優れた能力があったのは、
徳川家康かこの平清盛だと言っています。
そんな清盛が40代の頃から、保元・平治の乱で上手く立ち回って、
平氏としての勢いをつけていく過程と、
海外の宋と貿易を始めたりと文化の面で革新的行動をしていく過程、
それらがバランスよく短時間の中でまとめられています。
そして後白河法皇との対立と、ボロボロだった源氏の蘇生、
最後の平家一門の崩壊までを、追っています。(清盛自身は滅亡の4年前に死亡)
保元・平治の乱などで敗者の源氏に対しては斬首をはじめ、
とても厳しい仕打ちでいどんだ清盛が唯一、母親に進言されてしてしまった人情に溺れたミス、
まだ子供だった源頼朝と義経の兄弟を斬首せずに命を助けてしまった事。
これが後々、とんでもない能力を備えた武士に成長してしまったのが皮肉。
二人をあの少年の時のまま殺しておけば…と悔やみたくなります。(平家好きなので)
日本全土の過半数を支配下に置いた栄華と、意外にも短期間での崩壊と滅亡、
この儚さがまた平家(というかこの時代)の滅びの美学のようでなんだか好きです。
権力者と共に生まれたその時々の新しい文化と、残されて現存する歴史遺産、
平清盛でいうと厳島神社や美しい平家納経、それらの内容もカバーされてて参考になるDVDでした。
新・平家物語(一) (吉川英治歴史時代文庫)
平家の物語を断片的にしか知らなかった私にとって、すべての出来事が線でつながり、立体となり、永遠に忘れられない物語となりました。
作者の格調高い香をたきこめたような文体が全編を被い、平家の雅な姿を目の前にしているような心地でした。
平家が悪者のように、源氏が美しい勝者のように勝手に思っていたのですが、これは後の歴史観がそうさせたものであり、ある人がそう伝えただけのことなのだと思います。生きた人々が完全な悪でもなく、また善だけの存在ではないことを改めて感じました。
また、時代に生きる市井の人々の表舞台の人物とは立場の違う哀しさも均しく描かれており、感慨深いものがあります。
全16巻を読み終えたときに、「ああもっと読み続けたい」と思いました。