UPL レトロゲームミュージックコレクション
と言っても恐らく多くの人には何のことだかわからないでしょう。
しかし、あの時期アーケードとその周辺に情熱を燃やした人々であれば、不世出のゲームデザイナー故・藤沢勉氏らが繰り出す独特のゲームルールに彩られた作品群を擁した孤高のメーカーを瞬時に思い出すはずです。そんな人々への奇跡の一枚。二枚組ですが。
UPLのゲーム音楽の音源化は、あえて誤解を恐れずに言うならば、マイナーメーカーな割に実は少なくありません。その名を一躍知らしめた「忍者くん阿修羅の章」をはじめ、このアルバムに収められたタイトルは多く単独のミニアルバムとして発売され、タイトー販売である「忍者くん魔城の冒険」も、自機デザインの特異さでゲームファンの度肝を抜いた「ミュータントナイト」も、それらに先行するタイトなシューティング「NOVA2001」さえ「LEGEND OF GAME MUSIC」のボックスセットには収められています。それだけファンには強烈な印象を残した、無視できないメーカーという扱いなわけです。が。
惜しむらくは、そのほとんどが今では極めて入手困難ということです。そういう意味で、実機音志向のこのシリーズのラインナップにUPLが加えられるのはやはり奇跡と言わざるを得ません。持っていない方はこれを機会に購入すべきでしょう。
では、それらを持っていればこのアルバムは必要ないでしょうか。
とんでもありません。「怒濤の如き不況の波!労働者たちの暴動!マッドサイエンティスト『ゲゲーベン・フンケルン』は…」でおなじみ「鋼鉄要塞シュトラール」が唯一収録されているのがこのアルバムです。UPL最末期の不思議な雰囲気と独特のルールが楽しいシューティングの、懐かしくも容赦ない(そして実は当時の流行りからはすでに若干外れていた)オーケストラヒットの響きとともに、武装の積載重量と破壊力を気にしながら戦いに臨んだ日々へと呼び戻されたり、あるいは「こんな音が鳴っていたのか!」と新鮮な驚きを受けることでしょう。
エフェクトたっぷりの、あるいは収録の都合上ループが短かった過去音源に不満のある方も納得の二枚組。UPLとその作品群があなたの中で過去のものになりかけているならば、これを聴いて記憶を呼び覚ますべきです。
そして、出来得ればまた、台の前に座ってプレイしたいものですね。
(追記)書いているうちに在庫が切れていました。出て日の浅いアルバムなので、店頭でも見かけますし、じき補充されることでしょう。迷うくらいなら逃すことなく是非!
みんなのテレビ・ジェネレーション アニメ歌年鑑1985
1985年放映のアニメーションの主題歌・ED曲を集めた企画盤。
この頃が幼少期に当たる方にとっては懐かしいこと限りないでしょうね。
曲もノリのいい速い曲調のものが多いなという印象で、単にアニメの歌というだけで敬遠するのは勿体ないかと感じます。
収録曲の中で異色は「オバQ(新)」のED曲だった「BELIEVE ME」。
ロングバージョンでもこんなに短い曲だったとは!(笑)
立体忍者活劇 天誅
PSのグラフィックなだけグラフィックが粗いですが…凄いキャラクターのモーションが凝っています。一番、印象に残ったのがアニメーション。特にラストは力丸の表情や疾風の如く動きは凄いです。
忍者ハットリ君+忍者怪獣ジッポウ VOL.3<完> [DVD]
店頭でひときわ目立つパッケージ!
ハットリくんの何とも言えないトボケた顔に度胆を抜かれ思わず手にとってしまいます。
特撮ファン待望の伝説の番組『忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ』がついにDVDになりました!
原作は言わずと知れた藤子不二雄先生の傑作ギャグまんが。伊賀の山奥で日々修行に励むハットリくんが師匠・脳屁之斎斎の命を受け忍者怪獣ジッポウと共に下界にやってきて、ひょんなことからフジノ家に居候。
そこで巻き起こす珍騒動の数々を軽妙な演出と古典的手法の特撮で楽しませてくれる、涙が出るほど嬉しい作品です。
出演陣も一新!ハットリくんは前回の野村兄弟(『怪獣王子』に出てました)から水谷克之・浜路義朗にチェンジ。ちょっと背も伸びてスマートになりました。お父さんは牟田梯三(『ケンちゃんシリーズ』に出てました)から昭和30年代の喜劇王ブ-チャンこと市村俊幸(『アタック拳』に出てました)にバトンタッチ!これがまたとぼけたイイ味出しています。そしてフジオくんのお姉さんにあの松坂慶子が登場!体当たりの演技には思わず拍手喝采です。その他、左ト全や上田吉二郎などゲストも多彩で見どころ満載!とにかく観ないと絶対ソンをする!観るとマンマとハマってしまう。思わずあの格好で浅草雷門前を歩きたくなっちゃう(笑)この作品。
ぜひ一家に一本常備してください!