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リアリズムの宿 [DVD]
ゆっるい!ユルユルな映画
絶妙の間に感動すら覚えました。
「有りそぉ!・居そぉ!」と失笑まじりに 見ているこちらまで 恥ずかしかったりこまったり・・・
妙〜に引き込まれた映画でした。
曲もインパクト強いし、終わる頃には まだ見ていたいよーな・・・
私の中で 片手内に入る映画になりました。
本当に不思議な感覚です!!
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COFFEE SHOP 長塚圭史対談集
インタビュアー含め10人の役者さんのインタビューで
本当に十人十色。下手な本を読むより内容濃くって
かなりお腹いっぱいになりました。
インタビュアーの長塚さんはとても物腰が穏やかな方の様で
読んでてとても気持ちいいです。
役者さんの『熱く暖かい部分』を聞き出すのが上手い気がします。
また各役者さんの出演された作品も評価付きで紹介されてて
とにかく褒め上手な気もしますが…
機会があったら見てみようと思う作品が増えると思います。
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LAST SHOW
阿佐ヶ谷スパイダースは、私の好きな劇団のベスト3に入ります!
この作品は、観に行けていませんが、前半の笑いから狂気へと…
途中から見たくない、聞きたくない部分が出てきて
人間の黒の部分がどんどんえぐられていって
終わったあと、ずーんと落ちて行く感じです。
そこが好きです。
この戯曲は、公演の写真が入っているし、キャストは有名な人ばかりなので
舞台を想像しながら読むことができます。
是非いつか再演してもらいたいです!
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ダブリンの鐘つきカビ人間 2002年版 [DVD]
舞台も見たのですが、DVDも購入してしまいました。
不思議な場所で奇妙な病に冒されてしまった人々の童話。
人の汚い部分を描きつつも、奇麗な物語だと思いました。
これは心に残る名作だと思います。
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せかいのおわり [DVD]
「火星のカノン」の風間志織監督の最新作。日常な事件と会話の中に、厚みのあるキャラクターを彫りこむ繊細さは、さらに磨きがかかっていますね。永遠に片思いの関係を描かせたら、彼女はホント上手い。自分に自信をつかめない女の、フラフラした気持ちがうまく描かれているなぁ。と男の私が思ってみたりする。
個性的なバイプレーヤーたち(高木ブー、田辺誠一、小日向文世など)に囲まれて、小さな「せかい」は、せつなくも楽しい。中村麻美演じる、強気だけど方向の定まらない女と、彼女にホイホイとついて行ってしまう幼なじみの男。二人の掛け合いと、繰り出すギャグがどれも絶妙。幼なじみだからこそできる、ひどいイタズラの数々。主人公のふたりの関係も切ないのだけど、最強に切なかったのは、店長だね。ラスト近く、慎之介がキレて暴れまくる。そんなところに、帰ってきた店長が、慎之介を引き寄せ、キスするというシーンが、もう胸がしめつけられように切ない。店長をひょうひょうと演じる長塚圭史がイイんだな。
いつだって、帰れる場所がある。幼なじみの男は、いつだって彼女を温かく迎え入れる。ちょっとイタズラしても、バカって言っても大丈夫。そんな気のおけないヤツがいるから、彼女は冒険できる。肉体関係もなく、離れるわけでもなく。何となくユラユラと、つかず離れずのふたり。本当は自分のことが好きなんだろう。そんなこと、分かってるんだよ。
せかいのおわりが来たら、本当の気持ちを伝えるけれど...。
わたしたちのせかいは、絶えず崩壊し、そして再生する。おわりのむこうにあるはじまりに、あかるいひかりをみいだせますように。以上、風間志織監督の言葉です。ということは、この映画は反戦映画でもあったのか...。