ダンス・ウィズ・ウルブス [DVD]
以前劇場では見れませんでしたが、TVで観賞し、感動の作品でした。この度DVDを安価に入手でき、いつでも何回でも観賞出来ることとなり喜んでいます。商品も大変良い状態、送付のご連絡、送付期日も早く大変満足しております。
ダンス・ウィズ・ウルブズ スペシャル・エディション [DVD]
南北戦争中、北軍の兵士(Kevin Costner)は、負傷した脚を
切断されると宣告されるが、嫌で脱走。南軍の集中砲火の中を
潜り抜けて武勇を立てたということで、本人の希望どおり、
最西部の原住民居住地の近くの要塞で兵役に就くこと
なり・・・。
今までのハリウッド映画にありがちな、「インディアンが白人を
襲撃して」というパターンから完全に脱却した画期的な映画。
原住民の「聖なる男」を演じるグラハム・グリーンは、カナダ
出身の原住民の俳優ですが、大変存在感があり、威厳すら
感じさせます。この映画撮影のために、原住民を演じる
演技者たち(全員様々な部族の原住民)は、皆この種族の
原語を学んだそうです。
Costner演ずる兵士とMary McDonnell演ずる原住民に育てたれた
白人女性の心の交流もとても繊細に描かれており、
Costnerという人の人柄が察せられる映画です。
日本フィル・プレイズ・シンフォニック・フィルム・スペクタキューラ Part4~エピック&西部劇篇~
1980年代以降、映像音楽の録音といえば、ジョン・ウィリアムズの指揮するボストン・ポップス・オーケストラとエリック・カンゼルの指揮するシンシナティ・ポップス・オーケストラによるものが、質的に突出したものとして存在してきた。
しかし、前者に関しては、オリジナル・サウンドトラックの演奏と比較すると、しばしば、演奏に生気を欠くことが多く、また、後者に関しては、近年になり、編曲に劣悪なものが増え、指揮者も精彩を欠くようになり、徐々にこのジャンル自体が魅力を失うようになった。
しかし、今世紀にはいり、日本フィルハーモニー交響楽団によってたてつづけに録音された6枚のCDは、上記の両横綱の録音と比較しても遜色のない、高水準の内容を誇るものである。
沼尻 竜典と竹本 泰蔵という有能な指揮者の的確な演出のもと、20世紀の古典ともいえるハリウッドの代表的な作曲家の傑作の数々が実に見事に奏でられている。
これらの演奏の特徴は、あえていえば、オリジナルの魅力を過剰な演出をくわえることなくありのままに表現していることにあるといえるだろう。
いずれの作品も、世界中に配給される映像作品の付随音楽として作曲されているために、もともと高度の娯楽性と表現性をそなえた作品である。
ここに収録された演奏は、それらの作品が堅実な職人性のうえに自然体に演奏されるだけで、視聴者に無上の歓びをあたえてくれることを明確に示していると思う。
いずれにしても、20世紀後半、正当な評価をあたえられることなく、ハリウッドの片隅において高水準の管弦楽曲を創造しつづけた数々の現代作曲家の労作をこうしてまとめて鑑賞してみると、あらためてそれらが実に良質な作品であることに驚嘆させられる。
そこには、紛れもなく、最高の職人性と大衆性が見事な結合を果たしているのである。
日本フィルハーモニー交響楽団による6枚のCDには、そうした身近なところに存在していた現代芸術のひとつの奇跡が封じ込められている。
ダンス・ウィズ・ウルブス [Blu-ray]
ケビン・コスナーの作品の中でも最高の出来といえる作品です。
北軍中尉とスー族の友情を描いた物語で、草原を舞台に、これでもかという美しい映像が次々と映し出されます。物語りも非常に快く、はじめはなかなか打ち解けなかったスー族との関係も、ちょっとした事件から改善され、最後は強い友情で結ばれてゆきます。
感動的で力強く、その美しさからブルーレイで見ることを強く薦められる作品です。コスナーもカッコイイのですが、スー族の戦士たちがみんなすごくカッコイイのです。逆にストーリーの最後で出てくる騎兵隊の連中が・・・。
コメントにネタバレのレビューを載せましたのでお暇な方は是非どうぞ。なお、ネタバレもあるほか、映画に対する考えが変わってしまう記述もありますので、映画を見てから読むことを強くお奨めしておきます。