リセット (新潮文庫)
実は一度、第一部で挫折しました。
だって冗漫なんだもん。
それはやっぱり文体と少女の1人称のせいだったのかもしれません。
巻末の参考資料を見るまでもなく
作者が真面目に取材をして戦中の情景を描こうとなさっているのは
よくわかりました。
それでもやはり少し不自然さが感じられて
途中で投げ出してしまったのです。
実はね 読む本がなくなってしまったんだよ。
買い置きがなくなった、それで読みかけでおいておいたものに
手を出したってわけ。
第一部の途中からだった。
あれっと思った。面白いんだ。
第二部になるとさらに読む速度が加速した。
そして柄にもなくどきどきしてしまったり
照れてしまったもんだ。
そして第三部。
あざといのは嫌いなはずなのに。
さすがに涙は出てこなかったけれど
ああ読んでよかったなって。
こういうこと
もしかしたらあるのかもしれないなって。
やさしい作品でした。
「流星の絆」 オリジナル・サウンドトラック
TVドラマ「流星の絆」は良くできたドラマでした。好きでした。
飽きさせない素晴らしい脚本、そして効果的なサウンド・・・
夜、テレビ番組に飽きて「何か流しながら寝ようかな」と思った時に、ふと選んでしまうのがこれです。
映像とサウンド、このバランスが大事だと思っています。
このサウンドトラックCDはDVD BOXの隣に並べて置きたい作品です。