咎狗の血(1) (B's-LOG COMICS)
ゲームをプレイしていないと、ストーリーが辿りきれないかも…?と思いました。
少々クセのある描きかたをされる作家さんなので「ココはどうなっているの?」という画もあったり…。
慣れれば大丈夫かと…。
18歳以上の方は、これをきっかけにゲームをプレイしてもらえれば、もっと楽しめると思います。
咎狗の血 8 (B's-LOG COMICS) (B’s LOG Comics)
一応雑誌が雑誌なので本編みたいにはいきませんが
シャワーのシーン
そのあとのシキがアキラに覆い被さった時の異常なアキラの拒否反応
あのあたりは知っている人にとってはとても上手な描写だと思います。
そこら辺のBL漫画よりもドキドキするのは私だけでしょうか。
そして本編やった人でも知らない人がいるであろう「水」のシーン。
一応TBにも水関係は出て来ますがもう一つの水・・・ゲーム雑誌の読み切りであった小説がベースなのですが
TBと小説では全く意味合いが違っていました。
詳しくは言えませんが小説の方がこの二人の関係描写がとても上手に出来ていると思います。
今回の水の意味合いは果たしてどちらなのか、それともまた違った水の解釈なのか・・・
しかしピアスの部分がないのはTBの影響なのでしょうか。
しかし茶屋町さまのシキは下睫毛長くても漢らしくてステキです。
Nitro+CHiRAL 5years
記念すべきニトキラ5周年本です。
内容は主にキャラのプロフィール、感動、泣ける、エロティックに分かれたゲームのスチル。
そしてB's Logで連載されていたキラル三昧の再録、ニトキラに縁がある漫画家さんのイラストが掲載されてます。
1つ残念なのはSweet poolの哲雄と善弥のプロフィールが一緒になってしまった所です。
でもニトキラ好きなら買って損はしないと思います。
夏の子供 (SHYノベルス)
ずいぶん前にシリーズとして知ってはいたけれど、当時は興味がなくて読んだことがありませんでした。
復刊した新装版を発見して、興味を惹かれて購入。
塩・子供とも読んで、心から、復刊して良かった、今出会って良かったと思いました。
自分の好きなものを人にすすめようと普段は全く思いませんが、この本はBLが好きではない人にも読んでみて欲しいと思います。
主人公・魚住くんが背負ったものは、平穏に生きている大多数にとっては経験のない、経験したくもないようなハードなものです。
けれど誰にでも、平穏に生きてきた中に、傷ついたり傷つけたり、それでも時々人のなにかに癒されたりすることがある。
これまで生きてきていれば必ず、この作品を読みながらどこかで、自分の心に何かひっかかることがあると思います。
私は、ひっかかりがありすぎて、これまでにないくらい読みながら泣いたり笑ったりしてしまいました。
設定は、あまり現実では経験しないようなことなのに、ここまで現実味のある読了感を持たせられるのが、とにかくすごい!
読めばわかります。
極端なゲイフォビアとかでもなければ、まず読んでほしいです!
意味のない煽るためだけのエロシーンみたいなものはありません。
純粋に、人と人との関わりを書いた中に、作品として必要なキスやそれ以上の描写があるだけなので、抵抗がある方も読めばするっと読めてしまうんじゃないかと思います。
夏の塩 (SHYノベルズ)
すごくよかったです。なんというか、手を抜いてない、緻密な計算がされた小説という感じ。じっくり読めます。
魚住と久留米の二人も愛しいですが、二人を囲む周りの人々も愛しいです。
二人だけの世界で完結していない所がいい所だと思いますね。パンチはきませんが、後からじっくりせめてくる何かがある1冊です。夏の子供も忘れずお読みください。