プリンス~英国王室 もうひとつの秘密~ [DVD]
面白かった!心の深い部分で、感動しました。
20世紀初頭のヨーロッパ。エドワード7世の世から、ジョージ5世に引き継がれ、サラエボでのオーストリア皇太子暗殺に始まった第一次世界大戦勃発の経緯や、ロシア皇帝ニコライ2世一家が銃殺されるロシア革命など、激動の時代を、幼いころのケント公ジョージの目線と、知能障害と癲癇の発作があり夭折したジョンの目線で、英国王室を描く。
あの当時、障害を持って生きるというのは、大変だったのだと思うのですが、英国王室にも、知的障害をもった、王子が実在し、彼がどう生きたのか、を描くというのは、どれだけ事実であるかは、疑問があるにしろ、とても意味があるように思います。
ジョンは、かわいく、自由で、潔く、正直なのですが、それゆえに、王室という閉鎖的な世界では、彼は、オープンにされることなく、地方で、隔離されるように育ちます。どんなに、隔離されようと、愛することに勇敢であった彼は、側にいる人たちには、深く愛されます。
これは、ミニドラマの作品で、前後編が一つの映画のようにDVD化されています。激動の時代ゆえに、まるで、彼の人生、というか、心は、その戦火と正反対の場所にあって、愛するということに勇敢であった少年は、時代に取り残されたような生活をしています。ま、これは、隔離されたということもあるのですが、隔離されなくても、この殺伐とした時代には、正反対な場所で、生きたことでしょう。その勇気ある生き方には、とても感動しました。ほんとうに、彼は、天使であったのかもしれません。
このドラマを観て、次に興味を持ったのは、これからの英国王室。どう、エリザベス2世につながっていくのか。ジョージ5世の次は、エドワード8世。ただ、彼は、「王冠を賭けた恋」という、王室関係者や政府が認めない女性と結婚したため、途中で退位。そして、病弱であったジョージ6世が、王位を継承しましたが、若く50代で心労がたたり、亡くなってしまいます。そして、彼の長女、エリザベス2世が即位する。女王は、家族思いであった、父王を深く愛していたため、エドワード8世を生涯、許さなかったそうです。どの時代も、ドラマになる王室です。
てんかんQ&A―こんなことも聞いていいでしょうか
ということで、購入しました。誰に、どう言う風に聞いていいかわからないこと、こんなこと聞いたら馬鹿にされるんじゃないかと思うようなこと。まず、この本を読めば、だいたいの輪郭は掴めます。
知られざる万人の病てんかん (医学教養新書)
「病名は聞いたことあるがどんな病気か知らない」「病名すら知らない」
てんかんは周りが無知だと偏見も多く、未だ周囲の理解がなかなか得られない病気です。
この本では、てんかんの歴史や、症状がどんなものなのか、詳しく書いてあるので
てんかんを持つ本人はもちろん、その周りの人に読んでほしいと思います。
鍵・瘋癲老人日記 (新潮文庫)
読んでいて気持ち悪くなってきました・・・。
全員でなぜあんな小芝居をするのか。
その白々しさに「あり得ない」という感想しか抱けない。
夫も気持ち悪いが、45歳の身空で20代のピチピチの娘に容姿も魅力も勝っていると自負し、若い男に惹かれる妻に生理的嫌悪を抱いてしまう。