皆月 ニューマスター・プレミアム・エディション [DVD]
原作を読んで非常に感銘を受け、映画化されているというので見てみた。
俳優の力演、そしてキャストは申し分ない。(少々奥田さんがふけているかと思ったが原作の40を48に変えていたのでそれは良しとしよう)
北村一輝もこの役にこれ以上ないかという位のはまりようだし、吉本多香美(彼女の演技は見た事がなかったのだが)自然でけなげなそして体当たりの演技に圧倒された、荻野目慶子も鮮烈な印象だった。
しかし、これはおそらく制作者と私の原作に対する解釈の違いかもしれないが、私はここに出てくる不器用な世間からはずれたような人々との係わり合い、そしてどん底でも這い上がっていけるという希望を見出した。
そして主人公の中年男に義弟そしてソープ嬢由美が注ぐ愛は「無償の愛」であり孤独の中から人が人とのつながりを欲し、そこに生まれる愛である。
この映画では、理由のある愛であり、ラストを変更した事により、義弟と主人公そして元妻との関係が小説とは大いに異なってしまった。また由美が中年男に惹かれた理由というのも原作とは異なり、私が原作を読んで、心が暖かくなったような要素をまったく無視してしまった。
それが残念である。
ただ映画としてはそれなりの出来である。
さえない中年男と若いソープ嬢の恋愛物語、心だけでなく体もしっかり結ばれた二人の愛、そういった恋愛はなかなか出来ない。
恋愛映画としてみれば、そこにあるさまざまな愛の形にほだされ、自分のパートナーとの距離を縮められるかもしれない。
ドラえもん みんなが選んだ心に残るお話30~「テストにアンキパン」編 [DVD]
この巻に収録されている 精霊よびだしうでわ(1981年※)にはこの回だけに使われた挿入歌 山崎ハコさんの「夢」が流れます。
ラジオでそういう回があるとだけ記憶してから早15年 やっと見る事ができました。
劇場版の例があるだけに音楽差し替えかも知れないと思っていましたがラストはこの曲のほぼフルコーラスをバックに物語は終わります。
残念ながらスタッフ情報がわかりませんので誰が演出したとかはわかりませんでしたがかなりの異色回で一見の価値ありでお奨めします。
ぼくたちの失敗~森田童子ベストコレクション~(CCCD)
森田童子と言えば1980年代に流行った。それから高校教師のテーマ曲で
復活して私は、冬の日暮れにしんみり静かに聞いている。
ipodと真空管アンプで聞く森田童子の歌唱は、厚みがあってこころを
不思議となごませる
未発表
山崎ハコはすごい。暗い=山崎ハコという図式を誰が言ったかしらないけど、そんな短絡的に語れるようなアーティストなんかではなく、この歌い方やソングライティングの何とも言えない突出した才能。山崎ハコ=天才アーティストなんだと改めてこのアルバムを聴いて感じました。こういうアーティストこそ歌わなければいけないアーティストだと思いました。
これからも絶対に歌い続けてください。