デッドマン・ウォーキング [DVD]
これは、死刑制度の両面性、つまり冤罪の可能性と社会的正義の実現、死刑囚が悔悛するか否か、被害者の肉親と死刑囚の立場などについて多次元的に表現したもの。
かなり奥深い内容の映画だ。
デッドマン・ウォーキング [Blu-ray]
作品は好きです。
ティム・ロビンス監督の演出も厚みがあり見ごたえがあります。
待望のBD化。初の5.1chサラウンドはいいとして、
素直に喜べない仕様が・・・・・。
●DVDにあった日本語吹替が未収録
●ティム・ロビンスのコメンタリー初収録なのになぜか字幕なし!
一体なんのためのBDなんでしょう・・・・・。
ユーザーが好きな作品をBDで所有するということを
メーカーはもっと真剣に考えてほしいですね。
デッドマン・ウォーキング (徳間文庫)
死刑という難しい題材ですが,この物語はいろいろなことを考えさせられます. 死刑囚の立場から見た話なので,一概に死刑は良くないとはいえませんが,計算された殺人という言葉が心に残りました. 死刑のこと少しわかった気がします. この本をよんで一人でも多くに人の死についてかんがえてくれたら...と思います.
デッドマン・ウォーキング(字幕 [VHS]
つい先日『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を見て、ラストに心臓をもぎ取られるようなショックと後味の悪さを感じたばっかりのところで、この作品を見た。で、また死刑か。今度は注射によるものだったけれど、注射は傍目には静かで安らかな死を想像するかもしれないけれど、実は本人の体の中では泣き叫びたいほどの苦しみを伴うという。そんな場面を映像化しながら、一刻一刻迫ってくるその時間。死刑を宣告されたものに、もう希望はない。
デッドマン・ウォーキング [DVD]
ティム・ロビンスはもちろん一流の役者で個人的にも好きだが、制作サイドにまわっても、役者として映画を捉えているようだ。
この作品にしても、『クレイドル・ウィル・ロック』にしてもそうだが、監督の仕事は役者の最高の演技を引き出すことで、その最高の演技をフィルムに収めることだと考えているフシがある。
それはもちろん正しいし、そういうアプローチの作品があるのはいいことだが、主演の2人がショーン・ペンとスーザン・サランドンでなければ、ここまでいい作品になっていたのかと想像すると、やっぱり脚本や映像表現の拙さを熱演でカバーしているという印象を持ってしまう。
この作品は主演二人の対話による心理劇として、舞台でこじんまり演じる作品だとすれば納得できる。
だから、中途半端にカメラワークに凝ったりして映画的表現を狙うのではなく、舞台とカメラを固定してもっと演劇的に撮ったほうが二人の主演二人の真剣勝負に楽しめたんじゃないかと思う。それくらい二人の演技は最高です。