私は貴兄(あなた)のオモチャなの (フィールコミックスGOLD)
平気で女の子をガスガス殴る男の子なぞがいたりして出血シーンが多い気が。笑
しかし人間の弱いとこを突いて、反面強さを描いている。
日常的な事もちょっと非現実な方に転がるとみんなこんな感じよ〜結局。というオチを見せてくれている。
個人的に好きなのは「3つ数えろ」
恋する二人の犠牲になった人々よりも、二人の愛をいとおしく思ってしまう私も異常なのか??
ゴダールと女たち (講談社現代新書)
フランス・スイスの映画監督ゴダールと,
その特異な女性関係を描いた本です.
タイトルだけ見ると女性関係をおもに描いているようですが,
映画評論が割と多く書かれています.
内容自体非常に興味深く面白いのですが,
これからゴダールの映画を見ようという方にはバイアスを与えかねません.
映画を見てから読むことをお勧めします.
Pink (MAG COMICS)
もう20年ほど前に読んだのに、未だに新しいと思う。
表紙の裸像の下半身が、ピンクの帯で隠れてるんですよね。いいデザインだった。
岡崎京子氏は手塚治虫氏の大ファンだったそうで、なんか解ります。毒の混ぜ方が似てる。
人間の美しさと醜さをどちらも描くところとか。
主人公が電車内で他の乗客に「死ね死ね死ね」ってカンジで心中で毒づいた後に、
疲れてる自分を自覚して「ゴメンねみんな」とまた心中で謝るところとか好きです。
「願いが叶う植物」に祈るシーンで、妹の願いだけがハッキリ書かれてないのですが、
(主人公の願いは十中八九「ワニと一緒に南の島にいけますように」だと思うのですが)
「お姉ちゃんとママがせめて話しますように」が妹の願いだったら辻褄が合うなぁ、と思ったり。
「猿の手」みたいなものですね。「お金が欲しい!」と願ったら息子が死んで保険金が入る話。
大人になって読み返すと、主人公の義母(妹の実母)がなんだか哀れだったりしますね。
主人公と義母、どちらも欲望に忠実なだけに、他人の評価に惑わされっぱなしの義母が痛々しい。
シンデレラ、赤ずきん、白雪姫の引用からも、昔から人間の課題が変わってないことが伝わります。
この作品と出会って岡崎京子氏の全作品を購入しましたが、
新作が望めなくなってから矢鱈と完全版や新装版が出て、もうキリがない…
それだけ愛される作家なのでしょう。私も未だに愛しています。
ヘルタースケルター (Feelコミックス)
作者の並々ならない力量を感じる作品です。非常に面白いです。
主人公や彼女にすがる登場人物の美や栄光、愛憎、執着、
今の日本の女性と社会に強烈に重なります。
主人公の壮絶な人生を冷たく見つめる登場人物の一人、こずえの視線が読者にも非常に鋭く突き刺さります。
本当に満たされていなかったものはいったい何だったのか、
諭すのではなく殴りつけるような衝撃で私に語りかけてきた作品です。
何度も読むのに精神力がいりますが、ぜひ読んでください。
ラストシーンは秀逸。
so loving
このCDはまーちゃん(飯塚雅弓さん)の3枚目のアルバムです。
このCDのテーマはタイトル通り「愛」について。まーちゃんにとって
このテーマはそれからずっと繋がっていきます。
1曲目は可愛いラブソングで始まります。その後は少し大人っぽい
ラブソングが流れます。4曲目の「オレンジと観覧車」はまーちゃん
の名曲の1つでもあります。可愛くそして切ない曲です。
その後は少し元気な曲で1曲静かな曲をはさんでその後の2曲も元気に
進みます。10曲目は卒業シーズンにぴったりなさわやかな曲です。
最後に静かな切ない曲で静かに終わります。
全体的にこのアルバムは可愛らしい曲が詰まっています。聞いていて
笑顔がこぼれる・・そんな感じです。