teamA 2nd Stage「会いたかった」 [DVD]
他のレビューに書かれているような、アンスコちらりなどはありません。私が買ったのは2011年9月1日ですが、それ以前に内容が差し替えられているのか、スカートの中が見えるようなシーンはなかったと思います。特に最後の数曲は全員浴衣なので、パンチラとは無縁です。
もちろん、それは別にしても、あっちゃん、たかみな、ともちん、まりちゃんらのフレッシュなパフォーマンスは必見です。とても見ごたえのある内容になっていることは確かなので、AKB48の初期のステージを見たいなら十分楽しめます。
観客の掛け声(MIXというやつ)は小さめに入っていて、聞くのに邪魔にはなりません。また、他のステージDVDでもそうだと思いますが、マイクパフォーマンスは入っていません。すでに卒業しているメンバーは多数見られて、古くからのAKBファンは懐かしめると思います。
停電の夜に (新潮文庫)
英語圏で暮らすインド人が主人公たちの物語、9編による短編集。
文化の、言葉の、心の「ズレ」の物語。
人と人との距離は、どんな物差しでも均等には測れない。
どんなに近くにいても心が交わらない場合もあれば、大した共通点があるわけでもないのに、ふと理解しあえる場合もある。
まるで精巧な象牙細工のような作品である。
丁寧に磨かれて掘り込まれ、ひやりと冷たく、小さいながらに手にずしりと重い。
ズレが起きたそのわけと悲しみが、どの作品もとても丁寧に描かれている。
中途半端にやさしく終わらないのが、現代的か。
おすすめは「停電の夜に」(光がないからこそ浮き上がる心)、「セクシー」(ロマンティックなシーンがあるぶん、その後がまたなんとも)、「ビルザダさんが食事に来たころ」(哀愁漂うおじさんがいい)。
マジョリティの白人作家では絶対に書けないものが、彼女の作品にはある。
もちろん、インド系の中では彼女はエリートであるわけだから、そこらへんはなんとも言いがたいが。
でもとにかく良いです、おすすめ。