The Best of Wee Sing
いろいろあるWee singのタイトルの中から人気のある曲を集め構成されています。
Row, Row, Row Yor Boat. / Head and Shoulders. / Eentsy Weentsy Spider./ Ring Around the Rosy./Rain, Rain Go Away. / Old MacDonald Had a Farm. などなど、基本的なこどもの歌満載です。
アレンジはうるさくなく車でかけていてうっとうしくないタイプ。
楽譜も一緒についているので親が歌詞をしっかり聞き取れなくても、楽譜を見て歌うこともできます。
はじめて子供用の英語の歌CDを。と考えている方に特にお勧めです。
Wee Sing for Halloween
レビューに明るいハロウィン版に比べクリスマス版は暗いという方が何人かいましたが、このハロウィンも少なからず短調で暗めの曲はいくつかありましたので全部がパーティーを連想させるような明るい曲ばかりではないです。聴いた事のない曲が多くハロウィンの明るい又は怪しげな雰囲気の曲を楽しめました。お菓子のレシピがけっこう載ってますがどれも作りたいと思うような代物ではないのでこれは期待しない方が良いでしょう(材料もこちらでは入手不可の物多く、代用品を使うと一つのレシピのほぼ大半を代用せざるを得ないのが多いです)。
スローン・コンセプト 組織で闘う 「会社というシステム」を築いたリーダーシップ (ADL経営イノベーションシリーズ)
まず表紙裏の説明がうまいです。
「だが改めて考えてみたい。トヨタがあれほどの経営努力の末にようやく追いつくにいたったGMは、一体どれほど先行していたのかということを。」
この本ではGMが成功した理由は、
「カンではなくデータを重視する」「反対意見も尊重する」
「各組織に分権するが、本社で統一し全社的なバランスを保つ」
「コネではなく、能力で評価する」という、
現代経営ではあたりまえなことを、昔からスローン社長が黙々と実践してきたからだ、
と述べています。
マンガ「栄光なき天才たち」でも現れた天才&破滅型の社長、デュラントは、
衝動的ですがすばらしい決断も多くしました。
たとえば「磁器を使えばもっといいプラグができる」と提案した若者に金を出し、
みごと開発を成功させるなど、いい投資も多く行いました。
しかし周りをイエスマンで固めたため、後の暴走を止めることもできなかったのです。
デュラント失敗をつぶさに見たスローンは、デュラントを反面教師として、
GMを民主的な経営体制に改めました。
たとえばエンジンを水冷式(非効率的・不便・開発容易)にするか、
空冷式(効率的・便利・開発困難)にするかで、
経営者寄りのスローンは現実的な水冷式を推します。
しかしケッタリングを筆頭とする技術者たちは空冷式の開発を進めたがります。
結論から言えば空冷式は失敗し、1923年の夏にシボレー事業部は、
空冷式エンジン搭載車をすべてリコールすることになります。
これはスローンの地道で一貫した反対によるものでした。
ケッタリングは怒り、GMに辞表を提出します。
しかしスローンは、ケッタリングの空冷式エンジン開発への熱意を評価し、
研究所を建ててやり、ケッタリングをその所長にするのです。
このように、経営上の方針を個人的な関係に持ち込まなかったのも、
スローンの経営の特質でした。
この本ではスローンを中心として、GMの経営を具体例を豊富に取り入れつつ、
その理念や企業文化を浮き彫りにしています。
GMはあなどれない、とか、新奇な経営手法など必要ではない、と
強く思うことになるでしょう。