Re-Cover
カバーアルバムといえば、往年の名曲を、流行のアーティストが歌い、どう表現するかが楽しいアルバム。
このアルバムは逆。
往年の(失礼!)アーティストが流行の曲をどう歌うかが楽しみなアルバム。
私は細坪基佳さんが目当てで買ったのですが、他のメンバーもかつて良く聴いたアーティスト達。
何よりもうれしいのは、皆さんが20年前と同じ、変わらぬ声で歌っていること。歳を感じさせない。聴いている方が若返ります。
ただ、選曲が「わかるわかる」と納得できてしまう選曲で・・・もっと冒険してもらった方がワクワクしたかもしれない。
いちばんインパクトがあったのは永井龍雲さんの「もらい泣き」です。一青窈に負けない個性!!
あ~、この人今どんな活動しているんだろうと参加メンバーの近況を確認したくなる1枚でした。
逆に若い世代がどんな印象で聴いたか知りたいなぁ。
エッセンシャル・ベスト 岸田智史
ある方のブログで岸田智史さんの「黄昏」について書かれていました。
もう遠い思い出の曲でしたので、どうしても聴きたくなりました。
レコードでは持っていたんですが。
全て懐かしい青春時代の思い出の曲です。
歌声が素晴らしい方ですね。「君の朝」「蒼い旅」「黄昏」「つづれおり」「比叡意おろし」
聴き入ってしまいました。
今も活躍されていますが、是非歌も聴きたいなと思います。
本当に声が素敵です。
今、歌いたい歌~ecoとeg [DVD]
いきなり大好きな「重いつばさ」から始まり
あっという間の全19曲。
日本語の素晴らしさを伝えている。
ロックな音楽じゃないけどさ
Martin D-45を抱えて歌う姿は
まさしく転がり続ける石だよ。
映像・音響ともに必見・必聴の一枚。
DREAM PRICE 1000 岸田智史 きみの朝
1976年”蒼い旅”でデビュー。1979年テレビドラマ”愛と喝采と”の挿入曲”君の朝”がヒットでブレイク。
同年”夕暮れのなかで”以後は余りヒットに恵まれずその後は俳優として転身しました。
このCDはシンガーソングライター岸田智史の全盛期が濃縮された貴重なアルバムで甘いルックスと甘い声はそれらのエッセンスを増強させる要素には十分な環境となりました。
繊細で哀愁と安らぎを響かせる歌声は哀愁の意気を感じます。
聴いて切ない気持ちに誘導されるかも知れないけど綺麗なメロディは素敵です。
是非観賞して欲しいアルバムです。
KISSY’S WORLD
前作アルバムは、ポリスターから出た「TRY AGAIN」ですから、
待ちに待って、待ちすぎたフルアルバムです。
作詞・作曲は、過去の大ヒット曲「きみの朝」を除いて、全て岸田さん自身。
詞に注目すると、発表2000年当時の、歌で表現したいメッセージが興味深い。
70年代後半の内省的なフォーク路線とは、全く違います。
今はあまり重たく考えないで、ストレートに、心のありのままに伝えている内容が多い。
それは、ミュージカルの舞台で鍛錬された経験が、岸田さんに変化をもたらしていると思います。
1曲目の「銀河鉄道Blue Train」なんて、まさにその傾向が強い。
新録音の「きみの朝」も、力強いヴォーカルが当時と全く違います。
「おやすみ」、「SOMETHING WRONG」の2曲は、実は骨太精神の岸田さんらしい詞。
私の一押しは、これも新録音の「21のキャンドルライト(21Centuryヴァージョン)」です。
もはや以前の様な“21才の誕生日をひっそりと祝う歌”ではなく、21世紀の世界が、地球が、人間が
健やかに生きていく、その希望の光を自らの力で見出す、メッセージソングとして、昇華されています。
アルバムのタイトル通り、岸田さんの世界観があますことなく表現された1枚です。