ソフトウェア再利用の神話―ソフトウェア再利用の制度化に向けて (Professional Computing Series)
ソフトウェア再利用をうまく活用できれば、
ソフトウェア作成の生産性を大きく向上させることができる。
例えばライブラリの利用なんてものは、効率的なソフトウェア再利用に他ならない。
ということで、本書ではそのソフトウェア再利用について、
いろいろな角度から考察されており、なかなか興味深い内容が多い。
しかし何とも読みにくいんだなぁ。翻訳書なのでしょうがないのか...
例えば
「もしもいくつかの同じ要求が何か以前に開発されたモジュールで
満足できるものとして識別できるなら、再利用は要求から始められる
ことになり、そのモジュールは明らかに再利用の候補になります。」(p.11)
...ナニ言ってるか分かりますか?
要するに「前に作ったモジュールが新たな要件のいくつかを満たせることが
分かれば、再利用で済ませてよいということが要求定義の段階で決まるので、
そのモジュールを再利用の候補として考えてよいことは自明である」と
言いたいんでしょう。(原文をあたっていないので正確ではないけれど)
というように一事が万事この直訳調なので、読みづらいことこのうえない
デジタルプログラムタイマーⅡ ホワイトPT50DW
基本的に本製品のレポートを記すべきなのですが、明記しませんが部分的に先輩製品PT60Dとの比較を書きます。
手動で出力をON/OFFするための“モード”ボタンは、本製品を操作しないと10分で自動ロックされます。また、モードボタンは他のボタンと同じ大きさです。そのため、緊急時咄嗟に手動ON/OFFする必要が出た時には慌ててしまいます。手動ON/OFFを自動ロックするとは、本製品をどのような用途に想定して設計したのか、些か疑問が残ります。
時刻設定は秒単位で記憶できるようになっていますが、本製品の時計機能は、秒単位のON/OFFの意味がある程に正確なのでしょうか。
曜日設定が「毎日(全曜日)」「毎週○曜日」「月〜金曜日」「土・日曜日」とシンプルになった代わりに、プログラム数が増やされました。しかし、「月・水・金曜日」と「火・木・土曜日」で異なる時刻に設定するような場合は、ちょっと面倒です。また、曜日ではなく単純に一日おきとか二日おきという設定は無理です。
さらに、空き巣等の犯罪に対する抑止力も期待されているランダムON/OFF等の機能も用意されていると、適用範囲が広がるのではないでしょうか。
小型にまとめられており、液晶表示をのぞき込まなくてもON/OFF状態が確認てきる点では、使い勝手が良くなっています。ただ、LEDは明る過ぎる気がします。ミリワットオーダーの待機電力も気にする時代に、消費電力1Wというのも、あまり気分がよくありませんね。
全般的に、小型で値段も手頃になり、重宝するものになっていると思います。ただ、コストダウンのために失ったものも多いという感じは否めません。その割りに、「余計なお世話」とも感じてしまう部分があります。その辺は、マイナス要因です。
プログラム―ハーバード大学MBAメソッドによる30代からの結婚へのステップ15 (ブルームブックス)
「人間を馬鹿にしてる」だの「切羽詰ったニーズなどは無い」だの思う方は,そもそも読まなくていいのじゃないでしょうか。本書が想定する「何としても結婚したい」,という意志をもたない方が読んで,「そこまでやるか?」「文化が違う」という感想を述べられるのは,動物園へ行って「なんでイルカ・ショーがないの?」と文句を付けるのにも似ている。
要はお門違い。
本書中のプログラムすべてを実践するかどうかは別にして,結婚はぜひしたいが異性との接点を見出しにくい女性の方が有益なヒントを得られるのが本書ですから,勘違いコメントに惑わされませぬように。
Logitec 無線LANアダプタ 300Mbps 11n USB LAN-W300N/U2
『無線LAN300Mbps』をうたうAterm WR8700N (NEC)を入手し、Windows XP Professional をインストールして使用のネットトップPCのM-T2N510(AOpen)用としてこれに対応した無線LANアダプタを探していて、パッケージに目立つように書かれた『XP搭載PCにお奨め』、M-T2N510と同色の黒、そして安価なことから本アダプタを入手しました。
WPS(Wi-Fi Protected Setup)」機能内蔵で、「かんたんセットアップガイド」に沿って簡単に無線LANへ接続できました。
WR8700Nとの実効スループット、M-T2N510の表示では135Mbpsが示されています。
計算機プログラムの構造と解釈
この本は奥が深いし、いろんな人がバイブルのように扱ってるのは私がレビューで余り触れなくても多くの人は知ってるだろう。この本の良さは、schemeを通じて、プログラムの組み立て方の方法を学んで、プログラミングの筋を磨くことができる。プログラムの組み立て方のアイデアは、scheme固有のものよりどちらかというと、普遍的なものとして捉えられるので、他の言語を扱うにしてもこれで学んだ方法(例えば、データ抽象、階層設計、並列処理の扱いやamb)は参考にできるようになってる。つまり、プログラム作成をするときの考え方を学ぶ本なのです。(schemeを学ぶための教科書と理解してる人は、表面上の理解すらもあやしいと思ってます。たぶん読まずに思い込んでいる人だ。)この本を学ぶ前に、できればschemeをThe little schemerかscheme手習い(The little schemerの和訳版)でschemeをひと通り学習しておくと理解は深まりますよ。前準備をしたほうがかえって効率よく学べます。急がば回れですよ。挫折しないためにもThe little schemerの最初の方はやっておいたほうがいいです。特に、この本は独学でするには挫折率が高いので、挫折しやすい要素はなるべく取り除いてから学習する方が望ましいです。独学の場合は、仮に問題を解けなくても、この本の根底に流れる考え方を理解することに徹したほうがいい。
日本語のことは、序文は除いて中身は普通の翻訳位だと思ってます。わかりにくいと思うところもあるけど、そのわかりにくさが、知らない用語が散りばめられていることによるボキャブラリ不足というのは結構ある(特に1章の数学的な用語が感覚的に慣れていないetc)という印象です。特に、日本人最初のハッカーといわれてる和田氏はかなりの高齢の方だという事もあって、言葉の選択が古風でやはり難しくなりがちだったというのは影響してるでしょう。でも、そのために、あたかもジャッキーチェーンの初期の映画で、よく登場する師匠から学ぶ段階のシーンに遭遇している感覚が持てますね。あの小難しさが師匠からの指導という雰囲気を醸し出しているように思ったですね。言葉の方も3章くらいになってくると、古風な言葉への対応も問題はなくなってきます。幸い原著がネットで公開されているので、どうしても日本語がわかりにくい時は原著サイトで確認していけばいいです。数学用語だってwikipediaもあるしね。大学入試で英語は得意という程度だったら洋書を使うのも良いと思う。だけど、schemeも余り扱えないし、英語もあまりできないしと自認してるならば、買ってもわからない洋書に手を出すよりか、こちらのほうがいいように思う。まだ、調べようがあるからだ。ちなみに、原著の英語は大学初学年用の教科書というのも意識してるからだと思うけど、難しくは無いです。一部の用語を除けば大学入試水準の単語と平素な構文で成り立ってます。
schemeはご存知のように?多くの処理系があって悩みがちになるし、処理系によっては利用OSでインストールの難易度すら変わってきます。どのOSへのインストールをしても難易度は変わらないと思ったのは次のものです。IDE付きですから、エディタを覚えることも不要です。学習以外の所で悩みがちになるのは実にもったいないですからね。(2011/11現在の情報です。)
- http://racket-lang.org/ こちらはIDE込みなのでそれが一番ラクだと思ってる。Linux,Mac,Windows(ABC順)対応していて、IDEは日本語化もされています。
- http://www.neilvandyke.org/racket-sicp/ racket用のsicpプラグインです。図形言語も対応しています。
- http://planet.plt-scheme.org/display.ss?package=sicp.plt&owner=neil 上記と同じものです。
これらのURLは英語で書かれていますが、インストールくらい英語は読んでください。lisp系を触り続けたいし、それに必要なエディタを覚えたいというならば、emacsをお勧めします。
この本のサポートページは:
- http://sicp.ipl.t.u-tokyo.ac.jp/
にあって、ここから各種SICP関連のページや過去の刷版の正誤表も載っています。