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きみの知らないところで世界は動く
「世界の中心で愛をさけぶ」を読んで、少しいい余韻が残ったので
こちらも読んでみようと思いました。
他の方もレビューされてるように、確かに似たような登場人物だなと
いう印象をうけました。
本の厚さと共に内容も濃くはなったとは思うのですが、
全体的に単調で読むのに苦戦しました。。。
最後には、わりとあっけなく終わってしまい残念です。
この本の中には、色々な音楽が流れているのですが
私にはさっぱり聞かないものばかりで、そこらへんは取り残されてしまいました。
もし知っている曲などあれば、二倍にも楽しめたと思います。
主人公の友人のジーコという青年の哲学的考えは、納得感心する部分があり、興味を持ちました。
主人公との掛け合いもはたから見れば笑えるやりとりです。
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きみの知らないところで世界は動く
この作品は片山ワールドの原点だとよく言われます。
確かにそうです。片山さんのファンである私も、
読んでる内に、「あ、ここのシーンあの作品と似てる!」とか、
「なるほど、片山さんらしい表現だなぁ。」と思うことが
しばしばありました。
そういう意味で、片山さんのファンの人にはお勧めですね。
しかし、一味違うところもあります。
どこか雰囲気が違うのです。
片山さんの作品の特徴として「あっさり」した短さみたいなものが
ありますが、これにはそれがなく、
「愛」「生」「死」というテーマについて、どっしり考えた感があります。
ただ、この作品は「死」「喪失」という雰囲気は少し薄いかな・・・
ある意味大切な人が死ぬんですけどねぇ。
でも片山シリーズの中で1.2を争う名作です。
ぜひ読んでください!!
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きみの知らないところで世界は動く (小学館文庫)
「世界の中心で愛をさけぶ」を読んで、少しいい余韻が残ったので
こちらも読んでみようと思いました。
他の方もレビューされてるように、確かに似たような登場人物だなと
いう印象をうけました。
本の厚さと共に内容も濃くはなったとは思うのですが、
全体的に単調で読むのに苦戦しました。。。
最後には、わりとあっけなく終わってしまい残念です。
この本の中には、色々な音楽が流れているのですが
私にはさっぱり聞かないものばかりで、そこらへんは取り残されてしまいました。
もし知っている曲などあれば、二倍にも楽しめたと思います。
主人公の友人のジーコという青年の哲学的考えは、納得感心する部分があり、興味を持ちました。
主人公との掛け合いもはたから見れば笑えるやりとりです。