チャールズ・アダムスのマザー・グース
「ニューヨーカー」誌に1000以上の漫画が掲載され、代表作として「アダムス・ファミリー」シリーズが挙げられる米国の漫画家、チャールズ・アダムス。本書は、彼が1967年に、英国の民間伝承「マザー・グース」の唄に絵を描いて発表した一冊です。
ある唄にはコミカルでユーモラスな、またある唄には不気味でブラックなと、眺めて楽しく、時にぞくっとさせられたチャールズ・アダムスの絵の数々。マザー・グースの不条理でダークな世界が、ウィットの利いた遊び心で表現されています。
塀の上のハンプティ・ダンプティが下に落っこちて、さてどんなことが起こったか?
丘の下にひっそり住んでるばあさんの周りで、果たして何が起きたのか?
バスケットに入って空に投げ挙げられたばあさんは、一体どこまで飛んで行ったのか?
マザー・グースの唄から自由に空想の翼を羽ばたかせ、時にはぴりりと諷刺の刃をきらめかせるチャールズ・アダムスの絵心。リズミカルに韻を踏んでゆく山口雅也さんの日本語訳と相俟って、これは素敵な魅力を湛えた一冊だなあと思いましたよ。
余談ですが、本書のまえがきに名前が出てくるクリストファー・モーリー、この本が世に出るきっかけを作った人。彼のエピソードがエラリー・クイーンの『クイーン談話室』で紹介されていますね。そう言えばクイーンのミステリに、マザー・グースの童謡をモチーフにした作品がありましたっけ。山口雅也さんもきっとお好きだろう『靴に棲む老婆』。時を超えて結ばれる本と人との繋がり、見えない糸のようなものが感じられて、なんかいいなあと嬉しい気持ちになりました。
アダムス・ファミリー2 [DVD]
アダムス家に嬉しい出来事が!何とゴメスとモーティシアの間に、次男ヒューバート(なぜかヒゲが生えてる!!!!)が誕生したのだ。変わり者のアダムス夫妻とて子供を可愛がる気持ちは皆と同じ、ヒューバートを可愛がる両親の姿に、ウェンズデーとバグズリーは面白くない。新参者でありながら両親の愛情を一人占めにするヒューバートを亡き者にせんと、姉弟は3階から落とすが、失敗に終るのだった。
アダムス夫妻は、子供たちからヒューバートを守るためにベビーシッターを雇うことにした。紹介所からやって来たデビーはブロンドが眩しいグラマー美人。 ゴメズの兄フェスターは、一目でデビーの美しさにまいってしまう。ところがこのデビー、実はとんでもない悪女で・・・
デビーがある計画のためにウェンズデー&バグズリー姉弟をサマーキャンプに参加させて屋敷から追い出してしまうだけれど、この健全的な雰囲気が苦手な2人は、すっかり具合が悪くなってしまっておかしい。明るい太陽の下での健康的な生活がうざったくなったウェンズデーとバグズリーは、だんだんキャンプでも疎まれる存在に。ウェンズデーの淡い恋のエピソード?もあって、前作に増してクリスティーナの見所が多いのが嬉しいです。ずっと無表情なウェンズデーが1回だけ笑うシーンが・・・、この場面は必見です。
前作と同じぐらいブラックで、ますますパワーアップした『アダムス・ファミリー2』、お化けの一家の強ーく深ーい絆?がうかがえます。
スピリット ~スタリオン・オブ・ザ・シマロン [DVD]
観る前はあまり期待していなかったのですが、
元々ブライアンアダムスの声が好きでしたし、
作品自体のレビューの評価も高いことから買ってみました。
よくある動物アニメとは違って、主人公である馬スピリットはしゃべりません。
普通の馬と同じくいなないたりするだけですから、
ドキュメンタリー番組のような客観的視点をもって観ることもできます。
ただこれはアニメでのみ表現できる世界ですが、表情や行動はむしろ人間的で、
これによって臨場感や共感を得て作品に巻き込まれてゆきます。
作品を通して描かれる野生馬スピリットの誇り高き勇気に満ちた生き方に、
人間である私が元気づけられました。
繰り返し観たいし、子供にもぜひ見せたい作品です。
超字幕/アダムスファミリー2 (USBメモリ版)
字幕文字を 大きくしたり 又は映像の方を大きく出来きます。
好きな映画を 観ながら 英語の勉強が出来て 楽しいですよ。
レベルに合わせて 超字幕DVDを増やしていこうと思いました。