ショパン:名演集
中村紘子らしい強烈な印象が残った。こだわりの感じられる演奏で好感は持てる。でも、これが最高かと言われると、残念ながらそうでもないかな・・・。最近の中村紘子の録音は今まで以上に良くなってきているので、これからを期待。
コンクールでお会いしましょう―名演に飽きた時代の原点 (中公文庫)
音楽がお好きな方にお勧めです。
この本はNHK教育TV,で「コンクールの光と影」と題して
数回にわたり放映されたテキストに加筆改定されたものです。
コンクールを広い視点からあるいは普段、普通人が
覗き得ない内側からの観察、レポートでもあります。
世界中に、あまたある多数のコンクールをこのように
広い視点で系統だてて分析、考察、された
書物はないのではと興味深く読みました。
目次を見ますと
、コンクールの歴史、
音楽の普及と技術革新、
音楽と政治、
豊やかな社会のコンクール、
優勝者が多すぎる!、
世界一のコンクール、
費用対効果、
東洋人の台頭、
審査について、
運不運悲劇、
コンクールの猛者、
美人はどうする、
日本のコンクール、
そして浜松コンクール。
等々です、
一読をお勧めします。
NHK人間講座 2003-4・5月期 中村紘子 国際コンクールの光と影 (NHK人間講座 (2003年4月~5月期))
絶大な権威を持つ昔美貌のピアニストによる、国際ピアノコンクールについての概説。ところどころ裏話と思える箇所あり、そこの部分がとても「いいとこのおばさま」の井戸端会議的なシャープな毒舌に満ちあふれており、お勉強のためにはもちろん、単に娯楽のためにも、音楽好きの方々には十分楽しめる本です。
行正り香監修 バッハ for DINNER&DRINK~静かで心穏やかなディナーとお酒に
なじみのある良い曲が、一流の演奏者が奏でているのでお得な一枚。夜のくつろぎタイムや、食事中に聞いています。バッハの曲はシリーズで買うと長いのですが、これはバラエティーに富んでいるので飽きさせません。でも全体として選曲に統一感があるので聞いてて心地よいのがいいです。これを聞いてから、結局グールドの他のバッハや、吉野直子さんのハープを買いました。バッハが大好きな人も、初心者にもオススメです。
チャイコフスキー : ラフマニノフ:ピアノ協奏曲
中村紘子はスゴい。
今まで聴いた事がないような色の変化の細やかさ。ソフトな表現であっても決して埋もれる事のない存在感。
ラフマニノフはもちろんチャイコフスキーのこの協奏曲が改めて名曲である事を実感しました。