緋色の囁き (あすかコミックスDX)
綾辻さんと児島さんのコンビは最高。
すでに眼球綺譚など、綾辻さんの原作を児島さんが漫画化というのは
あるけれど、お二方の意思の疎通というか、息が合っているというか
綾辻さんの原作を児島さんの魅せる絵柄とストーリー展開で、
さらに良くなっていると思います。
今後のこのコンビの「作品」にも期待しています。
怪奇大盛!!肉子ちゃん―児島都作品集 (マジカルホラー (1))
肉子ちゃん楽しいですね。
女性の心理をちゃかしてバカにしながらギャグにしているところも最高です。
余り売ってませんが、読めば楽しい本です。
おとめ図鑑 (マジカルミステリーホラー (4))
楳図かずおと比較されちゃたまらない。他のマンガ家だって楳図かずおには少なからず影響されてるんだし。こてこてのギャグとマジの同居が気持ちいい。やはり女の子同士の愛憎ものが極めてる。児嶋都は給食は一人で食べていたのだろうか。
壁女 (真夜中の都市伝説)
松山ひろし氏は、現代奇談というサイトで都市伝説を追っておられます(現在は閉鎖されているようですが)。
そしてその集めた話を端的に紹介し、なおかつその伝説が発生した謎にまで踏み込んだ考察を為されています。本書は、『三本足のリカちゃん人形』に続き、同氏のサイトから抜粋した数多の都市伝説を、絶品のイラストともに書籍科したものです。
とりあげられている都市伝説は、『三本足のリカちゃん人形』とは異なり、氏のホームページでも紹介されていないものも多数ありますので、サイト常連者でも楽しめます。
最後にツクバロボ都市伝説はイラストが傑作でした。
眼球綺譚 ―COMICS― (角川文庫)
2002年当時、今は無きソフトマジック社からホラー漫画が数冊出版されていて、呪みちるさん作品と同時に購入したのが児島都さんの「おとめ地獄」でした。
当時他誌で観た氏の作品も偶々「おとめ〜」と同様で、面白くは有るが、ああ、この作者さんは何を描いてもきっとこういう風にしてしまうのだなあ、と早合点し、以後特に作品を追いかけませんでした。
しかし、某耽美誌に掲載されていた氏の幻想的な一枚絵(本誌表紙参照)に心を引かれ2002年当時既に角川書店から刊行されていた本作が最近文庫本化していた事を知り購入した所、いや、実に素晴らしく我が身の不明を恥じました。
先ず改めて絵の素晴らしさに脱帽です。あまりのもドギツイ楳図かずおさんタッチばかり拝見していたのでこんなに繊細な絵も描けるとは知りませんでした。
漫画の演出面でも非凡で、解説の原作者、綾辻行人さんが絶賛しているのも身贔屓では無いと思います。
児島先生ごめんなさい。そして、またホラー漫画を描いて下さる様、心よりお願い申し上げます。