新サラリーマン金太郎 6 (ヤングジャンプコミックス)
今回のケンカ相手は、
赤字垂れ流しで高慢な旧態依然の大手出版会社。
その経営者達は文化人を気取り、
収益や現場の改善を放棄している。
それ以上に当事者意識がない。
その為、従業員や作家に危機感もない。
金太郎は赤字雑誌の廃刊で現状を理解させ、
時代の先を行く漫画の電子化を説き、
自らブルドーザーのように切り拓く。
ただ電子化するだけでなく、
良質な作品は出版物に残すという良書選出、
編集者育成も考慮している。
今ある実際の出版業界全体の問題を、
全て一人でヤッツケチャッタ感じだが、
そこがスカッとする所でもある。
夢見がちな経営者やオーナーは、
新商品や新サービスを開発することにより
会社再建(売上げアップ)を図ろうとするが、
大きな間違いである。
既存のものを利用して、
ユーザー視点に立って売り方を変える。
これが会社再建の王道である。
本作品はそれを分かり易く描いている。
いつも思うことだけど、
TVドラマ化や映画化される作品はたくさんあるが、
この作品を実写でカバーしても、
漫画程の迫力が出ないと思う。
そういう作品を描ける漫画家が大変少なくなった、
本作品は貴重だ。
余談だが、
早く主要漫画雑誌も電子化して欲しい。
長期海外出張すると、いきなり漫画難民になってしまうからだ。
20代必読。
サラリーマン金太郎 30 (ヤングジャンプ・コミックス)
「サラリーマン金太郎」は1994年から週刊ヤングジャンプに連載されたサラリーマン立志伝。暴走族「八州連合」の総長と言う経歴を持つ子持ちの元漁師がヤマト建設会長の命を救ったことにより、ヤマト建設に中途仮採用されサラリーマン人生を歩み、サラリーマンとして、人間として成長していく。本宮ひろ志氏の漫画なので見所はなんといっても主人公、金太郎の熱い男気と、その人格にまわりの人間が影響を受けていく様。常識にしばられない金太郎をはじめ、伊郷龍蔵や三田善吉、など一癖も二癖もある魅力的な人物が数多く登場し、決して成功話だけで流さずマンネリ化しないストーリーが素晴らしい。その本巻、故・大和守之助からの手紙と家族に後押しされ、再びサラリーマンとして立ち上がった金太郎は、飛び!込みで面接を受けた一流商社・東紅への入社を決める。そこで出逢った派遣社員・前野久美の言葉にヒントを得て、前代未聞の大プロジェクトが金太郎の手で動き出した・・・
俺の空 1 本宮ひろ志傑作選 (集英社文庫―コミック版)
北斗の拳って知ってます?パチスロ機が記録的なセールスをあげた結果、その人気は飛び火し古本屋から北斗の拳が消えたりレンタルDVDの回転率が上がったり、すごいことになったんデス。で、俺の空。自分はプレイボーイに載っていたころにコミックスで少々、読んだことがあっただけでしたが、パチスロ機、俺の空がパチンコ店に設置が始まり、打つとまた面白く、原作を読みたい!となり、この本宮ひろ志傑作選1〜7巻を購入しちゃいました。だた、古本屋に無いんだもの。北斗の拳と同じ状況?それとも昔、コミックスを買った人は大事に今も持っていて時々読み返してるの? オススメです。
サラリーマン金太郎 2 [DVD]
メインキャストはほぼ前作と同じなので、何の違和感も無く安心して観られる作品だと思われます。
展開が非常にスピーディーです。個人的には演出で「?」と失笑してしまうところもありました。
見処は金ちゃんの熱さと青山倫子さんの妖艶さでしょうか(笑)
滝裕可里さん秋元才加さんらが新たにOL役でレギュラー出演してます。