謎解き古代文明
トンデモ古代文明論に真面目につっこむという内容だが、当然ながらオリジナルのトンデモを面白くなくするわけで、トンデモほど面白くない。
ノアの箱舟は非現実的建造物だと言われても、そりゃそうだ、となる。デニケン、ケーシーの説をまともに受け取るのはもともと少ないだろうから、この種の本がどのあたりを読者対象とするか、難しいところではあろう。
と学会ともども、最後は、宗教的ないし西欧中心的な、非科学的ないし不寛容な世界観を批判して終わる、という啓蒙主義も、続けて読むと紋切り型に思える。トンデモ古代文明論には、擬似医学ほどの実害もないと思われるので、啓蒙の利得も少ない。
古代文明の話となれば、学問的にも分かってないことが多い。その点で論述の歯切れが悪くなるのは仕方ないとしても、ネット取得の知識で書かれていることが多く、専門的な信頼性も不安。
トンデモを信じる人たちは、「活字」になったことをそのまま信じることが多い。その批判者たちにもしばしば同じ「信仰」を感じる。活字やネットの情報の裏を取る作業こそを期待したい。筆者たちは、もっと幅広く、世界の専門家たちに取材すれば厚みが出ただろう。
「チャーチワード=日本人説の謎」などが面白かった。
ヴァンダルハーツ 失われた古代文明
歴史、政治、戦争と重厚なテーマに沿って人間ドラマが展開する。
登場人物は殆どみんなシリアスで、それぞれの悲哀を秘めながらも一つの目的に向かって戦っていく。
戦闘や買い物、転職などのシステムはわかりやすい。データロードの時間が長めなのと弱い敵、強い敵の差が大きいのが気になった。
音楽はさすがにコナミで、重厚でよかった。特にオカリナで奏でられるテーマ曲は感動させられた。
全体的に良い作品だと思う。
完全版 世界の超古代文明FILE (ムーSPECIAL)
この値段で写真付き、そして多くの遺跡と文明について書かれており、
この手の内容が好きであれば夢中になってしまう素晴らしい本です。
超古代文明の存在が否定されていようが、ロマンを求め、遺跡や過去の高度な文明が残した遺産をこよなく愛する人に
ぜひとも読んでいただきたい。
基本白黒ですが、内容の多さと値段の安さで十分満足できます。
世界遺産〜オリジナル・セレクション〜 VOL.1 [DVD]
パブリック・ドメインの低価格DVDの中で、ワンコインで質の高い内容ということで、某コンビニで発売されていた世界遺産シリーズ。モン・サン・ミシェル〜古都トレド〜日本の姫路城まで、世界各国の代表的な人気の世界遺産が1タイトルに4つ納められています。ワンコイン。たった500円でこれだけの内容なら大納得!! ナレーションは森巧至(たくみ)さん。科学忍者隊ガッチャマンで大鷲の健やマッハGOGOGOなどで知られる7色の声を持つ声優界の重鎮のナレーションがまたぜいたくですね。ぜひ週末にはシリーズ3タイトルを続けてみたいと思っています。