ライヴ・アット・ドニントン 1990 - デラックス・エディション【初回完全限定生産盤/日本語字幕付】 [DVD]
「サ−ペンスアルバス」からのサイクス派ですが、両論あった「スリップオブザタング」もカッコ良くて何度も聴き、
ヴァイの「パッション〜」も好きで、たまらなく渋い声のカヴァディルはあの頃のNo1ヴォ−カリストでしたね。絶頂
期の「声」をもう一度とゆう気持ちで購入しました。
煌びやかなスリーブケース、ジャケをあしらったメインメニュ−とは相反した本編画質の悪さに絶句する覚悟が必要で
す。終始暗く、白いモヤがかかったような印象を受けたり、何よりギター&ベースからの臨場感が伝わらない音と画質
のギャップが痛い。我慢できるのは照明が良く当たって見やすいドラム。トミーが映る度にホッとします。
「レッドツェッペリンDVD」があれだけのエネルギーと迫力を再現させたのを観た者としては、残念なリマスター映像。
・・・が、カヴァディルがプロデュースしたせいかヴォーカルは良いです!観客に歌わせすぎ感もありますが、特典
映像の素のカヴァディルと合わせて思わず顔がニヤけます。
この作品の真髄は映像の無いCDにあり、肝心な「クライングインザレイン」と「バッドボーイズ」のヴァイのギターソロが
Xという落とし穴が二箇所ありますが、「これがあのDVDの音なのか?」と錯覚してしまいそうな感覚に陥るほどの素晴
らしい出来。まさしくあの時代のカヴァディルの声を存分に堪能できる内容です。
BEAT SOUND NO.14 (2010WINTER)―ロック世代のサウンド・マガジン (別冊ステレオサウンド)
<良かったと思う記事について>
・巻頭特集HR/HMしか愛せない
1965ー2010の名盤100+αです。カラーページで紹介されているのはジミヘンに始まりスリップノットなど計32作品。モノクロページで残りの分が紹介されています。90年代〜00年代の紹介は25作品で、00年代はリンキンパークのハイブリッド・セオリーだけでした。ちょっと寂しい気がしないでもありません。記事としては面白いと思いますが、名盤がほんとに100枚もあるのだろうかと洋楽ロックファンとしては思うところもあります。もっと現役で活躍されている方たちの素敵な作品を取り上げて欲しいと思います。
・ザ・ビートルズBOX USB「衝撃のFLAC音声」:他ではなかなか紹介されない内容だと思うので良かったです。
・特集1デジタルファイルミュージック実践編 教えます!PC時代のシステム構築術:別冊ステレオサウンドらしくて良い記事だと思いました。
・ロスト・シンガーズ その歌声の記録
ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、ニック・ドレイク、カレン・カーペンター、カート・コバーン、ジェフ・バックリィ、エリオット・スミス。それぞれのアルバムごとに用意されたオーディオシステムで試聴。"失われた彼らの声の「記録」をもう一度「記憶」し、ともに生きるために"とは菅原豪氏(編集部)の言葉。
バンドスコア スティーヴヴァイ「パッション&ウォーフェアー」
CDを聞いて耳コピしようと思っても不可能だったのが、これをみたら「なるほどそうやって弾いてたのか!」となっとくしました。それでも弾けないですが・・ギターに自信のあるチャレンジャーはぜひ買うべし!
In Session with Steve Vai: (Guitar Tab)
このスコアの内容は非常に充実しています。リードギター練習用のカラオケの他、ソロパートや速度を半分に落としたソロパートなどが付属CDに収録されています。
特にTAB譜の採譜はかなり正確です。For the Love of God のソロパートについては殆どのスコアが間違いですが、このスコアは「おそらくこれが正解」と納得できるポジショニングです。G3 LIVE DVD で確認できる Steve Vai のフィンがリングも、このスコアなら納得できます。
Vaiは、フレーズ全体が発する響きを重要視してソロパートを組み立てていると思われるので、このあたりの奏法の確認は重要です。
In Session with Steve Vai ではソロパートの重要部分について解説ページを割いて説明してありますので(無論英文ですが)、これも有り難いところです。