フジ子・ヘミングの軌跡 [DVD]
2003年10月17日のスペシャルドラマのDVD作品。そもそもフジ子・ヘミングのことを最初に取り上げたのはNHKの「ETV特集:フジコ~あるピアニストの軌跡~」だった。この番組放映がきっかけで、何度か再放送されて今の大ブレイクがあった。波乱万丈というか、壮絶の極みのような人生。耳が不自由になったことを乗越えた暗から明への転換は、まるであの大作曲家、べートーヴェンをイメージする。
そんなフジ子・ヘミングを菅野美穂の名演技で一層引き立てられた。16歳の時、中耳炎のため右耳の聴力を失ったこと、国籍問題のためドイツ留学を一度は 断念せざるを得なかったこと、難民パスポートで何とかドイツ留学を果たしてからも、初リサイタルの直前 に風邪をこじらせて左耳の聴力まで失い、その後はピアニストとして認められないままヨーロッパ各地を 転々とする等、彼女の不遇がかなり誇張されて描かれていた。
中でも病院で何気に(無心で)弾くピアノに、患者さんが涙を流すのを見て、「なんのために自分はピアノを弾いているのか、自分の人生はどういうものか」という意味を知ったシーン。菅野の演技は、フジ子そのものの気持ちが乗り移ったかのような迫真の出来だった。
芸術家は世に認められないまま死んでいく場合が多い。逆に、死ぬことにより脚光を 浴びるようなこともある。でも演奏家の場合は生きている時が全てだろう。そこで生き抜くフジ子・ヘミングの生命力の強さを感じざるを得なかった。
学校じゃ教えられない! オリジナル・サウンドトラック
今時のドラマにしては珍しく「主題歌」が無いドラマでした。
そのせいか音楽がやたら耳に残っている、効果的に使われていた証拠ですかね。
このドラマを見ていた方ならどの曲を聴いても、「あぁ、あのシーンこのシーン」と思い浮かぶはずです。
ジャケットはミニポスターになっています。
両面印刷にでもして、裏面は表記ナシとかになっていれば尚良かったんですけど・・・。
劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ「ビクティニと黒き英雄 ゼクロム」「ビクティニと白き英雄 レシラム」【Blu-ray】
購入してから3回くらい見ましたが、内容もまあまあ。2枚組ですが、アングルが違ったりドレッドが連れ歩いてるポケモンが違ったりと少し違うだけで、まさか内容が全く同じだとは思わなかったので少しがっかりな結果でした。まあ知らないで購入した私もいけないんですが。別々に2枚買って同じ内容だったわけではなく元々2枚組だったからまあいいですけど。
映像は綺麗ですね。ビクティニも可愛いし。さすがBlu-ray。
アンダルシア 女神の報復 スタンダード・エディション [Blu-ray]
公開当時、興行収入が今一歩という記事があったので、今回はいまいちなのかなと思っていたのですが、そんな事はなかったです。
良かったです。
スペインの美しい街並み、アンダルシア地方の美しい景観。
行ってみたいですね。
肝心のお話も、ドラマよりも前作の映画に近い作風で満足です。
最後まで目が離せませんでした。