エアロダンシングF ドリームキャストコレクション
このゲームは初代ブルーインパルスに続く2作目の廉価版。
よってコスト的にはお買い得。
まず、この通称「F」は「ファイター」の「F」だということ。
初代が「基礎飛行から曲技編隊飛行」を目指したものに対し、これは「基礎飛行から戦闘機乗りになる」事を目指したもの。
訓練の後半は「戦技訓練」となり、「如何に相手を倒し生き残るか」という事に主眼が置かれている。
使用機体も前作の「自衛隊機のみ」から「自衛隊機+米軍機」に幅が広がっている。
戦闘機とはいえ「シューティング」ではなく「シミュレーション」なので、一般的なシューティングゲームと違い、実際の戦闘機に近い状態の武装だ。
コンピューター相手の対戦から、人間同士の二人対戦プレイも可能。
そして、前作からのフリーフライトモードでは、好きなマップで自機・敵機・それぞれの武装を自由に選んでの対戦が可能となり、当然リプレイの保存もできる。
今度はリプレイの保存がフライト時間により変化するので、複数のリプレイをメモリーカードに保存できるようになったのも朗報。
通常版「F」でも買って損は無いと思える内容なのだから、絶対にお買い得。
エアロダンシングF 轟つばさの初飛行
プロバイダ接続料だけで利用できるとあって、たくさんの人がそれぞれの遊び方で戦っていたのが思い出されます。エアロダンシングシリーズのファンディスクには、いつもフライトコンテスト入賞者の素晴らしいフライトが入っており(このソフトも例外でないです、ハラショー!)、ネットではそのトップパイロットの人と対戦する機会もありました。とてもいい思い出をくれたソフトでしたが、機種をPS2に移したことでネット対戦ができなくなったことが残念でなりません。
とはいえ、そのリプレイを見るだけでも十分に価値はありますし、このソフトの目玉「大ちゃっかんモード」では、あらゆるコンディションでのランディングに挑戦することができます。「俺はフライトシム得意だぜ」という方は、是非大ちゃっかん最終面の「エンジン死んだF4ファントム、夕暮れ時、ラダーも死にかけ、レーダーも半分以上死にかけ、頼りはエアブレーキくらい」にトライしてみてほしいです。ドン亀(愛情を込めた呼び名)がさらにドン亀になっちゃってちっとも言うこときかない、視界もほとんどない、とんでもない状況です。