1/700 ウォーターラインシリーズ No.344 日本海軍 軽巡洋艦 熊野 31344
縁あって駆逐艦や戦艦に乗っていたおじいちゃんと知り合って、40年ぶりにウォーターラインシリーズに取り組み始めています。熊野は、15.5センチ三連装主砲を5基装備した最上型巡洋艦の4番艦です。艦橋も小さく、全体のシルエットがかっこいいと思って、満を持してタミヤ製の新金型キットを作ってみました。
結果、作りやすくて、楽しくてしょうがない造船とまりました。さすが、タミヤ製品です。舷窓を開けたり、マストの一部を真鍮線に作り変えたりした程度で、エッチングパーツなどはまったく使わず、ほとんど素組みで作りましたが、私は大満足です。作る上で注意が必要と思われることは次のようなものです。(レベルの高い造船技術者は、すっ飛ばして読んで下さいね。あくまで、私のような素人モデラー用です。)
(1)左右に分割された側面(部品番号C1,C2)を貼り合わせる角度が決まりにくいです。船底を先に貼りますが、そのとき甲板も挟んだりして、角度を固定しましょう(2)喫水板(船底)の先端が細くてとても破損しやすいです。貼り付けた後、引っかけて壊れないようにマスキングテープを貼って、守りましょう(3)甲板(部品番号K27)は貼るときに前後に隙間が出来やすいです。輪ゴムや小型の万力などでしっかりと押さえて貼り付けましょう(4)マスト類は、すばらしく繊細に出来ているので、そのままでもいいかもしれません。真鍮線に置き換えるのであれば、一部分だけにした方が無難かもしれません(5)艦載機、とくに九五水上偵察機の左右のフロートがあまりにも小さくて、翼に正しく付けるのが難しいです。ピンセットから飛んでいってしまいがちなので、箱の中で工作しましょう。機体にデカールをうまく貼るのも私には難しかったです。
思いつくままに書いてみましたが、実は制作上の大きな障害はありません。ある程度の模型少年なら、まず何の問題もなく、素組みで素晴らしいシルエットの熊野ができると思います。技量のある方は、きっと細かく作り込むのでしょうね。インターネットや雑誌上の凄い作例には、いつも感心します。でも、それぞれの技術で楽しむことが大切だと自分では出来上がりに納得しています。
ちなみに、この模型を作るために、「巡洋艦入門」(光人社NF文庫)、「日本海軍艦艇写真集 重巡 最上、三隈、鈴谷、熊野、利根、筑摩」(光人社)、「図解 日本の重巡」(光人社)なども買って読んだり、眺めたり。そんな時間も楽しいですね。
ともかく、艦船模型制作の楽しさを少しでも感じてもらいたくて素人の私はレビューを書いています。模型作りから遠ざかっている方、一度、新金型のウォーターライン製品を作ってみてくださいね。私のように、やみつきになるかも!
熊野三山・七つの謎―日本人の死生観の源流を探る (ノン・ポシェット)
本書は、たまたま熊野参詣をしようと思ったので購入しましたが、ここには通常のガイドブックには載らない熊野が描かれています。
熊野と言えば神秘的なイメージがありますが、本書で語られる内容もその様な神秘を生み出したモノの源流のような形で補足しているようです。
日本人が古来から持ち続けてきた、山に対する信仰がどのような歴史を作って来たのかを本書は教えてくれます。
どのようなルートでまわり、どこで泊まるかなどというガイドブックだけではなく、こういった本も読んでから熊野に行くと、より印象に残る時間を過ごせるのではないかと感じました。
西城秀樹 GOLDEN☆BEST
このアルバムの8曲目に「ジャガー」という曲が収録されているが、これほどすごい曲にはめったにお目にかかれない。当時の西城秀樹はトップアイドルだったので当然のことながら歌う曲もかっこいい曲ばかりだった。だがしかし、かっこよさを追求するあまり、超えてはいけない一線を越えてしまったのがこの曲だ。当時ブリティッシュ・ハードロック(Deep Purple,Led zeppelinなど)が若者たちを魅了していたのかもしれない、その影響のせいかかなり大胆でダイナミックなナンバーに仕上がってはいるものの、気合が空回りしてしまったとしか言いようのない間抜けさを感じてしまう。特筆すべきなのは、間奏のセリフである。吹き出すなんてレベルではない。常軌を逸しているとしか考えられないのだ、死ぬだの生きろだのって。おそらく情熱的な愛を表現したかったのだろうが、あまりにも間違えている。忘れようにも忘れられない1曲である。