ホワット・ライズ・ビニース(特別編) [DVD]
最初は隣の家の奥さんが、殺されたとばかり思わされた。その霊がクレア(ミッシェルハイハー)になにかを知らせようとしているものとばかり思いきや、実は自分の夫ノーマン(ハリソンフォード)が過去に仕出かしたを、伝えようとしていた。それに気づいてきたクレアに恐ろしい仕打ちがまっていた。ストーリーは日本の怪談もののサスペンスにでてくるような内容ですが、ハリソンフォードの悪役の演技はめったに見れないので、これも趣向が変わっていていいかもしれません。
ホワット・ライズ・ビニース〈特別編〉 [DVD]
ストーリーがイマイチの、ハリソンフォードの悪役がどうのという批評がありますが、この作品をそのように見ては本当に楽しめません。
偶然、この作品を見る前にヒッチコック作品を見まくった私は十分楽しめました。「どこかで見た絵」「どこかで聞いた音」の積み重ねで出来上がっている作品です。ですからヒッチコックファンはそういう意味で「お!これは!」と楽しめると思います。この作品を見た後、改めて『オマージュ』という言葉の意味を調べました。ヒッチコックに傾倒する監督が自分の取りたい絵をつなぎ合わせてストーリーが出来上がってるのじゃないかしら?
ホワット・ライズ・ビニース〈特別編〉 [DVD]
良かったのはミシェル・ファイファー。
緊張感を盛り上げてくれて、ドキドキした。
ハリソン・フォードは、突然、目を開けたり、
急に現れたり、安っぽい感じ、新鮮味がなかった。
とはいえ、出るぞ出るぞと分かっていても、
やっぱりドッキリ、オバケ屋敷の気分。
バスルームのシーンや、雰囲気も良かった。
突然の効果音に、ビクッ!とさせられる。
でも、物語はあっさりしすぎで肩透かし。
厚みを感じられず、ちょっと物足りなかったな。
こんな夫を持ってしまったら、大変な貧乏クジ。
私だったらトラウマになっちゃうよ!
ベスト・シネマ・クラシック100
disc1〜2は有名映画で使われたクラシック曲とクラシックではないスター・ウォーズやロード・オブ・ザ・リング、タイタニックなどのテーマも混ぜられています。ジョン・ウィリアムズやモリコーネなどの映画音楽もクラシックの名曲に引けを取らない傑作であるとあらためて気付かされます。
disc3からは映画のテーマ曲は無くなってクラシック曲ばかりになりますが、disc3では主にモーツァルトの曲が収録されています。disc1〜5にモーツァルトの有名曲はだいたい収録されています。
disc4はピアノ曲が集められていてナインマンのピアノ・レッスンの曲で幕開けです。このdisc4が一番のお気に入りです。
disc5は映画の中で使われたオペラ曲が集められています。
disc6はバッハを中心としたバロック曲がメインになります。
discによってカテゴリー分けがされているので、ピアノが気に入ればまた別のピアノのCDに行けばいいし、自分の好みのジャンルや作曲家が見つけやすくなってます。
ほとんどの曲が一度は聞いたことのある有名曲ばかりなので、映画が好きでこれからクラシックを聴いてみようかなと思ってる人には良い入門CDだと思います。
ホワット・ライズ・ビニース〈特別編〉 [DVD]
一見、オカルト映画やホラー映画のようだが、実は、心理サスペンス映画だ。心理サスペンス映画として高く評価できる。一枚一枚薄い紙をはがしていくように、新たな謎が生まれ、真実が明らかになってゆく。同時に恐怖の階段を一段一段上がってゆく。画面構成、シーンの間がクレア(ミシェル・ファイファー)の心理を見事に描写し、恐怖を徐々に盛り上げてゆく。
一つ一つのシーンが全て密接に絡み合っており、一瞬も見逃せない。
テンポや演出が最近の派手な映画に慣れた人にはもどかしいかもしれない。
ラストもそうだが、むしろ、恐怖と謎とクレアの心の動きを盛り上げてゆく途中の映像をぜひ見て欲しい。