女ひとりで親を看取る
テーマが何であれ、タレント本という性格のあるものは読みたくないと思っていたけれど、あまりにも自分に似た状況を示すタイトルに惹かれ、買ってしまった。
そして買ったことに後悔はない。内容は私の現実とはかけ離れたものであっても。
ひとり娘とやもめの父親。突然父にアルツハイマーが発症し、娘はひとりでその父に寄り添って彼の最期の日々につき合うのだ。
ひとり娘は親の介護云々、といろいろなことは巷で言われているけれど、ひとり娘だからこそ介護はやりやすい。そんなこともついでに思った。
心はロンリー 気持ちは「・・・」VIIVIIIX [DVD]
曲名はサマータイム、ダイアナ ロスですが残念ながら作中のジャケットは無関係だと思います。それより、第9話が跳んでるのはなぜ?出演者の関係?その方が気になります。
総務部総務課 山口六平太 66 (ビッグ コミックス)
先日から、山口六平太の昔からのものを読み返している。有馬係長が村木をたたくのが昔はもっと激しかった。そして、当時はそれでもいじめのような感覚はなく、お笑いのつっこみのような感覚で読んでいたのを思い出す。しかし、今の世の中の感覚ですると行きすぎたいじめのようなたたき方だと感じる。時代が変わってきたのだと思う。時代背景もその当時の経済状況などが反映されて物語になっている。しかし、10年以上経っても、登場人物の年齢はあまり変わらないのがおもしろい。
66巻の話の内容もサラリーマンの日常を興味深く書いてある。日常の中の何気ないことでも実は色々と課題や悩みをかかえてみんな仕事をしているものだと思う。著者のささいなことにも焦点を当てて考えるという感性が良いのではないか。
GOLDEN☆BEST 小林明子 Single Collection~恋におちて~
1985年8月31日に発売されたデビュー曲「恋におちて-Fall in love-」は、テレビドラマ『金曜日の妻たちへIII・恋におちて』の主題歌として、大ヒットしたのは多くの方の記憶にあると思います。バブル前の日本経済の好調さを示すようなドラマの舞台設定でしたし、切ない歌詞と歌唱が素晴らしく、今も多くのアーティストにカヴァーされている名曲です。
小林明子さんの清楚で落ち着いた歌唱が好きでしたが、今回34曲収録してあるSingle Collectionの全曲を聴いて感じたことは、作曲家としての能力の高さでした。
「恋におちて-Fall in love-」のB面の「夏の終りに」はカンツォーネ・スタイルの曲で、とても耳に心地よく響きます。作詞が湯川れい子、作曲は小林明子さん、編曲は当時多くのアレンジを手掛けた萩田光雄によるもので、完成度の高い楽曲でした。3連符の伴奏にのせて高らかに歌い上げる歌唱力は評価されるべきものでしょう。
14曲目の「愛とやすらぎの中で -How Could I Ask For More?-」は、リチャード・カーペンターの作曲です。一声聴いて驚いたのですが、カレンの声とそっくりでした。リチャードは彼女の声質がカレンと似ているとしてこの楽曲を作ったようですが、正解ですね。初めて聴きましたが、とても印象に残る曲となりました。
「China River」は彼女の作詞・作曲ですが、東洋趣味が全面に出ており、不思議な香りがする楽曲となっています。
「Rainbow,Rainbow」は伸びやかな彼女の声質を生かしたバラードだと思います。
なお、1991年3月27日発売の「待ちわびて」がラストのシングルとなります。
「Merry Christmas To You」「The Christmas Song」は、彼女と永井真理子・辛島美登里・麗美などの豪華メンバーのコーラスが聖夜に相応しく感じられます。
2枚目のラストの「恋におちて-Fall in love-(英語ヴァージョン)」の英語詞は、山口美江さんによるものだったのですね。知りませんでした。