AKB48 ネ申テレビ [DVD]
この商品の目玉は、『似顔絵捜査官』。
ところどころでガチなのがわかる。
正直なところ、最初はまあ、とりあえずガチっぽく編集されてんだろ?って思ってみてたんですけどね。
まず、ガチと思ったのは、「上機嫌だったある人」が興奮し始めたとき。
オカロ(秋元才加)さんがナンパに近い接触をされていたとき。
気分良くついてきてくれた犯人候補の男性のうちひとりが本気で機嫌を損ねている部分、やりとりの一部がカット喰らっていた時。
今の規模が大きくなってる彼女らには絶対に出来ない、真のガチ企画だと思います。
辛い時の頑張り、っていうのもある意味ガチと思いますけど。
意味の無いことと知っていて、なお、「やるしかない」とやり通す子羊たちをご覧あれ。
というところです。
あと、今はもう、卒業してしまった小野恵令奈さんが出てます。
最後に、ご購入に踏み切られる方に注意点を。
映像が、『参』以降のような美麗な映像ではないです。
そこは、最初に覚悟しておいたほうがよいかと。
窓からスカイツリーが見える AKB48写真集
篠山紀信氏によるAKB48メンバーの写真集である。
いわゆる選抜常連は参加していない。だからこそ出来る凄い一冊だ。
6人は最初のページのほうでは、皆で写っているがその後二人一組で三組に別れ被写体となる。
まず、もっちぃ&あーみん。この二人の共通点は何といっても「長い黒髪」であり、「長い黒髪」は日本固有の美(美意識)の一つである。そして「長い黒髪」は幽玄さと仄暗い印象を伴う。この組は、最初のほうから既に衝撃の結末を匂わせ、この写真集のイメージを決定付ける。危うげな感情と「長い黒髪」の美が交錯し、結末を遂げる。
続いて、みなるん&みゆみゆ。この組ではみなるんは全編浴衣、みゆみゆは「男の子」を演じている(「週刊ビックコミックスピリッツ」より)。やはり浴衣は和の印象を強め、ノスタルジックな雰囲気で進行する。が、何があったのだろう?みゆみゆは少女に変わり、ビジュアルショックな結末を迎える。
そして、はるぅ&なんちゃん。この組は他の二組と比べれば、幾分アイドル的な要素も絡めてある。しかし、個人的には一番ショッキングな結末を遂げる。前ページでは、その結末を感じないため、より強烈である。この衝撃の一枚が、この写真集全体を締めくくる一枚となっている。
特に印象に残ったのは、もっちぃが一瞬見せた苦悶の表情の一枚。
この写真集にグラビア的なセクシーさは皆無だ。しかし、そこには形容しがたい美しい艶かしさがある。そしてページを進めると次第にはっきり感じとれる、美しく静かな恐怖。
決して万人向きのものではなく、見る人を選ぶ一冊ですが、私はこの写真集の危うい魅力に囚われたようです。帯にある「この少女たちに、一体何が起こったのか?」、これを考えるとき見る者は全て、作家じみた夢想に耽ることでしょう。