優しい日々
浜本沙良がモデルから歌手に転身し「さよならは天使のはじまり」でデビューしたのは1994年。(第二の今井美樹を意識したとの説も聞く)後にsarahと改名。ヘブライ語で王女の意。益々の活躍を楽しみにしてたが、このアルバム後、やがて名前を聞かなくなり、どうやら活動休止らしい。と知って改めて聴いてみると、この作品に込められた彼女が思いが、鮮やかに浮かび上がって来る。曲を少し紹介すると…
○表題曲「優しい日々」は、「…ここで生きた証を残したい」と祈りにも似た、憂いを秘めた歌だが、春風が吹き抜けるような清々しさを残してくれる美しい曲。(曲・高橋和哉、詞は増山龍太とともにsarahが参加してる)
○「天真爛漫」(詞・遠藤響子、曲・坂本裕介)は、広末涼子出演のさくら銀行CMソング(この銀行名も今はないな)。アルバムMixはギターでシンプルに始まり、シングル版では遠くで聞こえてた笛の音が鮮やかに配され、クライマックスの二胡(多分)との競演が素晴らしい。アコースティックギター古川昌義、リコーダー栗原正己
○「あたたかな夢」(歌・遠藤響子、曲・宮沢和史)は、「カゴの中で歌うだけのカナリア」の夢を歌う。優しさの奥に潜む深い情念が垣間見える、物憂い歌声が胸に響く
○ありがとう、で終わる別れを描いた代表作「くれない」を思わせる、ラストの曲のタイトルは、ズバリ「ありがとう」。その歌詞は次のように締め括られている「…ありがとう、ありがとう、今まで出会えた、すべての人に。ありがとう、ありがとう、今日も昨日も、ありがとう」
…ギリシャ神話のミューズのような白い衣裳を纏ったジャケット写真。深い慈愛に満ちた歌声。あれから、ちょうど十年。彼女と彼女の歌は、相変わらず美しく、時計の針が止まったような、このアルバムの中で静かに生きている
地球防衛企業 ダイ・ガード ― オリジナル・サウンドトラック 2
私にはやっぱり田中公平VS川井憲次の対決は、川井憲次の完勝という感じでした。
田中公平氏の楽曲が『ガオガイガー』に近い、割と定番的なものなのに対して、
川井憲次氏の楽曲は(確かに川井節以外のなにものでもないのですが)、
お気楽系から、「朝陽の中へ」系の勇壮かつ軽快な曲までバリエーションも幅広いものになっています。
田中公平との共作、という刺激があったから、とはいえ、
川井憲次が全部担当していたら川井サントラの中でもベスト級の1枚になったかも…。
私のお気に入りはサントラ1の「決意」との対をなす感もある「災厄ガ来ル」です。
夢みるスター
80年代中期の隠れた名盤。サウンドプロデューサー井上鑑のアレンジは秀逸です。シングル曲「雪がふるまえに」はシングルと若干ミックスが違っており、ディレイやエコーのかけ方がやや厚めです。特に最近のCDにみるドラムの音の薄さに辟易している方、スネアの音に注目です。「ビシッ!」と響く80年代独特のドラムをご堪能ください。
惜しむらくは、楽曲が遠藤京子オリジナルでないものが多いことがあげられますが・・・。
とにもかくにも、初冬にぴったりの名曲「雪がふるまえに」はその輝きを失っていません。懐かしい方も、初めての方も是非ご一聴を。
ホッチキス(紙ジャケット仕様)
紙ジャケット仕様を入手しました。
CD自体もLPレコード風のレーベルで、聴く前からドキドキものです。
さて、聴いてみると懐かしのマスターテープふうのヒスノイズが・・・!
ピアノのみの弾き語りなので、ヴォーカルが冴えわたります!!
一曲、一曲が深く静かに、時にはリズミカルに心に響いてきます。
最近入手した、リンネクサスのスピーカーは優しく、まろやかに音を奏でてくれます。このCDの良さを余すことなく伝えてくれます。
アナログレコードファンの方にもお薦めできる作品です!
kyk style
うーん、ピアノ、ストリングスそして伸びやかなヴォーカルと、じっくりと聴きこみたくなる内容です。
自分はCDモードで聴いたのですが、SACDモードで聴いたならもっと素晴らしいのかも・・・。
SACDプレイヤーが買いたくなってしまいました!