BRAVE合金30 闘士ゴーディアン ゴーディアン 通常版
まず、最初に『バイカンフー』並みのできを期待してはいけません
プロポーションは良いと思いますし、
付属品もかなり充実してますが。
BRAVE合金開発部の好みかエコヒイキなのか、なんで?という箇所が多いです。
デリンガーとガービンの『腕の』可動範囲は『バイカンフー』より良いですし
脚の方はガービンは『バイカンフー』並みに『可動』できますが、
デリンガーは後ろと左右に広げる位しかできませんし
プロテッサーはダイゴに可動箇所が無いので左右に広げるしかできません。
それに、それぞれの肩部分は合金が一切使われておらず関節の固さもあって
破損が怖くてせっかくの可動範囲が生かせていません。
そしてガービンの脚は可動範囲はそれなりにありますが
腿にロック箇所が有るため脚を広げて起たせる紹介写真のポーズがやりにくいです。
総評してエステバリスよりは良いが、
鉄巨人やパトレイバーよりは悪い。
バルディオスが許せるならOKといったところです。
でも、『バイカンフー』より高いのは許せないですね。
闘士ゴーディアン
ガービンの中にデリンガーが、その中にプロテッサーが、その中に主人公・ダイゴが入る、収納式の合身を再現。ダイゴは小さめですが、3体のロボットの比率は、だいたい正確に出来ています。
合身前の各ロボットは腕が横に上がりますが、ほとんど固定ポーズ。合身後は中に入ったロボットが肩の可動を妨げるため、腕を横に上げたまま、全く動かせなくなってしまいます。
合身のギミックも不完全で、ボディを開くためにはヒジとヒザを一度引き抜かなくてはなりません。また、一番大きいガービンのボディはヒンジで開きますが、中の2つのロボットは前後にパカッと割って開くようになっており、ギミックを楽しみたい人には不満も残る事でしょう。
それでも立ち姿で3体+主人公を並べられるという、セット商品ならではの楽しさは味わえると思います。
当時売っていた超合金よりもはるかに安価なので、固定ポーズモデルのつもりで買ってみると良いと思います。
ちなみに、この収納合身のアイデアは当時とても好評だった記憶があり、ギミックは後に「マシンロボ クロノスの大逆襲」の主人公ロボ「バイカンフー」にそのまま転用されました。
「闘士ゴーディアン」オリジナル・サウンドトラック
ゴーディアンの歌は手に入りにくかったので嬉しいCD発売です。
タツノコファン、ロボットアニメファン共に必聴です!
この勢いで未CD化など入手困難な作品の発売につながってくれると良いですね。
エマージェント
~豪華メンバーによるプログレッシブ・ロック系インストアルバム。全体的にダークで、最近のメタル風キングクリムゾンに近い感じでしょうか。
全体的に満足な仕上がりですが、このCDの欠点はなんといってもその音質。3、4、8曲目のノイズが顕著で、ノイズどころか音が割れてます。同梱される日本語解説には「曲中に認められるノイズは全てマスターテープに起因~~するものです」というライブ盤によくある表記がありますが、音質が向上した最近のライブ盤の方がずっとクリアではないかと。
とはいえ全ての音が酷いわけではないし、アルバム自体はとても楽しめるものなので、なんとももったいない感じになっています…残念。~
ゴーディアン・ノット
元CYNICのベーシスト、Sean Maloneのソロプロジェクト。
同じく元CYNICのドラマーSean Reinartや、
再々結成King CrimsonのTrey Gunn、元WatchtowerのRon Jarzombekなどが参加。
参加メンバーからも分かるとおり、超絶技巧はそれなりにフィーチャーされてはいるものの、
全てが実に見事に曲と調和して、アルバム全体が1つの深い音楽への探究心に包まれているよう。
そして何より、曲が本当に美しい。
超絶技巧が織り込まれつつも、全体を通して実にオシャレでモダンなプログレを展開するM2、
2本のアコギと、Stickの旋律の絡みが最高に美しいM3、
全員がそれぞれ個性的なソロを回しつつも、曲全体として実に見事に1本の曲線を描いていくようなM5
(特に中盤のStickソロは死ぬほど美しい)、
民族音楽的リズムにTreyとMaloneの美しいソロを乗せ、再結成King Crimsonのポリリズムを足したようなM6、
Treyの破壊的に美しいWarr Guitarソロと、Ronの泣きまくり超絶ソロは必聴のM8、
を中心として、1〜8は全く捨て曲なし。M9がこれといった聴き所が無く、少しダレるのが残念。ボーナストラックも良曲。
個人的には今までの人生で間違いなく一番好きなCD。これを超える作品はもう出て来ないかも。
確実に万人受けはしないけど、プログレ・音響・エモ・インスト・民族音楽の
どれか一つでも引っかかる人は是非聴いてみてほしい超名盤。