もののけ姫【劇場版】 [VHS]
恐らく宮崎監督が一番力を入れて作った作品だろう。こういう風に、監督が全力投球した作品は万人受けするものではないかもしれないし、現に千と千尋に比べると人気が低い。まずこの作品、先に風の谷のナウシカを見てから見るのをお勧めする。それは、この作品がナウシカの創り直しであり、その為にキャラが酷似してるものの、キャラの書かれ方が違うからだ。なかでも決定的なのが、ナウシカと似たような立場のもののけ姫と呼ばれるサンが、前者は主人公として、救世主やヒーローとして書かれてるのに対し、後者はただ争いをする二つの勢力の片方の、主人公が惚れた一少女でしかないということだ。逆に、ナウシカ側を、助けていたアスベルが、もののけ姫の主人公のアシタカは、争いをする森と、人との両方と交わい、どちらの方にも手を貸そうとする。アシタカ自身は、みなに、憎しみに身をゆだねるなという。しかし、争いを収めるためや、自身や他人を守るために避けられない争いでアシタカは、憎しみに身をゆだねと広がる呪いに、自身が身を蝕まれてゆく。まさに、この歯がゆさが人の無力さを物語っている。この作品でアシタカは、鬼神のごとき強さを誇っていて、ここまで強いと見ていて楽しいし、戦闘シーンはもののけ姫の醍醐味のひとつでもある。しかし、ここまで強いアシタカですら、劇中では森と、人の争いを収めることはできなかった。だからこそ、『生きろ』としかアシタカは言うことができないのかもしれない。それ以上は諦めがあるのかもしれない。さて、この作品はスピード感や戦闘シーンもさることながら、絵の具で書かれた絵が美しい。森が、土が、木が、そして血がなんとも生き生きと描かれている。まさにこの映画は生きている。
石田裕子写真集 恋するランジェリー
「ランジェリー」というタイトルに反応してしまって買ってしまいました(^^;
石田裕子さんのファンなら楽しめる内容でしょうか。
トリンプに遠慮してるのか大胆なカットはなく、なんというか大人しい内容かなと思います。
たしかにランジェリーカット満載なのですが・・・というか、
ほとんど全部ランジェリーカットなんですけど・・・「それだけ」みたいな感じ。
特筆すべきものはなかったです。
コンセプトは良い。だけど肝心の写真が素人の私から見ても???な感じです。
のっけから至近距離でストロボ発光しまくって顔真っ白! みたいな明らかな失敗写真を
載せるのはやめていただきたい、と思うのですが・・・
このカメラマンじゃなかったらもっと良い内容になっているはずです(--;
A Lovely Way To Spend an Evening
関西を中心に活躍する石田裕子の
待望のファーストアルバムです。
石田裕子の歌声を初めて聞いた時、
私の中にテレビ映画「大草原の小さな家」の風景が甦った。
緑の大地に建っている木造の小さな教会にいるような
……そんな錯覚を感じた。
ゴスペルのような精神性の高さと切れ味、
無限と思える空間の広がり……それが石田裕子の持ち味。
アルバムタイトルの「A Lovely Way To Spend An Evening」を聞くと、
私の頬にレタス色のそよ風が語りかける。
私の過去・現在・未来を語りかけるのだ。
しみじみと心に染み入るアルバムだ。
石田裕子 楽園 [DVD]
かなりおしいですね。「恋するランジェリー」のDVD盤です。かなりかわいいし、恋するランジェリーであまり見えなかったTバックが見えてると思って期待していたけど、見えそうで見えないもどかしさがかなりあるのでそれで星よっつにさしてもらいました。あとはいいと思います。